長嶋、原、村田…「4番・三塁」という巨人の“顔” 岡本和真にかかる期待

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巨人・岡本和真【写真:Getty Images】

伝統の4番・サードの条件は? “名守”の仲間入りできるかポイント

 今年も10日が過ぎ、選手たちは自主トレシーズン真っ盛り。あと2週間もすれば、球春到来、キャンプがスタートする。昨年、5年ぶりのリーグ優勝を果たし、2020年は日本一奪回を目指す巨人。更なるチーム力アップのためにはポジションをできるだけ固定して、安定した成績を選手たちに残してほしいところ。その筆頭が岡本和真内野手だ。今季は「4番・三塁」の固定を目指したい。

 巨人の「4番・三塁」といえば、伝統と重みのあるポジション。長嶋茂雄巨人終身名誉監督を筆頭に、原辰徳現監督もプレーしてきた。岡本は昨年、143試合で31本塁打も、一塁で116試合の出場。三塁では65試合に留まった。昨年のキャンプでもシーズンを通して三塁を守ることを期待されていたが、開幕戦の三塁は田中俊太内野手が守った。

 坂本勇人内野手がチームのリーダ―として存在しているが、精神的支柱だった阿部慎之助(現2軍監督)が引退。次世代のリーダーとなるべく男として岡本の名前が挙がる。三塁を一年間、死守することができれば、チームの柱としての存在感は増すし、ゴールデングラブ賞も夢ではない。過去に巨人で三塁手で受賞したのは5人。いずれも球史に残る選手たちだ。

○長嶋茂雄
 巨人V9の8年目の年だった1972年、9度目Vの73年と受賞。1972年は125試合、打率.266、27本塁打、92打点。10失策。73年は127試合、打率.269、20本塁打、76打点、失策12だった。印象に残る魅力あふれるプレーの数々を披露してくれた。

○高田繁
 76年と77年に受賞。長嶋茂雄引退後、定まらなかった三塁のポジションだったが外野手から内野手にコンバートになった高田がそのポジションを獲得。76年は失策11、77年は失策17だった。

○原辰徳
 87年、88年に受賞。87年は34本塁打、打率.307。88年は31本塁打、打率.300の成績を残した。高田繁の受賞から阪神・掛布、広島・衣笠にゴールデングラブ賞を奪われてきたが、87年は5失策、88年は10失策で10年ぶりに巨人のホットコーナーの威厳を守った。ミスターにも負けないジャンピングスロー披露は絵になった。

○岡崎郁
 90年、開幕戦で原辰徳は左翼を守り、サードに入ったのが89年のシーズン途中からレギュラーに定着した岡崎だった。広角に打ち分ける打撃も魅力で打率は.289。失策は8個。堅実な仕事ぶりだった。

○村田修一
 横浜(現DeNA)から2012年にFA移籍し、2013、14、16と3度のゴールデングラブ賞を獲得。豪快な本塁打を放つが、守備は丁寧かつ安定。高校時代投手とあり、安定した送球が売りだった。12、13、14年のリーグ連覇に大きく貢献。失策は13年が11、14年が9、16年が15だった。

 2020年、岡本がこの錚々たるメンバーに近づけるか注目だ。(Full-Count編集部)