1軍定着へ 今年期待の巨人育成出身プレーヤーはイチロー以来のファーム首位打者

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巨人・山下航汰【写真提供:読売巨人軍】

育成ドラフト1位→7月支配下昇格でプロ初ヒットの19歳、山下航汰外野手

 一昨年の育成ドラフトで1位指名された19歳の巨人・山下航汰外野手が、2020年の2年目シーズンで大きく飛躍する年になるかもしれない。技術、メンタル力とも高卒新人とは思えぬ高さを見せ、7月に早くも支配下登録選手となった期待の若手だ。

 山下航は羽曳野ボーイズではジャイアンツカップで優勝した経験を持つ。健大高崎に進み、高校通算75本塁打を放った。支配下選手登録後、9月4日の中日戦で1軍初安打も記録した。イースタン・リーグでは打率.332で首位打者のタイトルを獲得。高卒1年目のファーム首位打者は92年の鈴木一朗(イチロー)以来の快挙となった。

 高校時代は長距離砲として存在感が光ったが、プロでは対応力の高さ、バットコントロールのうまさに定評があった。また打席の選球眼など内容の評価も高い。練習熱心で、翌日に遠征が控えていたある日、ファームの全体練習が午前中で終了し、ナインは荷物をまとめて球場を引き上げる中、グラウンドで一人、黙々と夕方過ぎまで、素振りを行っていたという。許される限り、グラウンドでも寮でも練習に時間を費やしている。

 とにかく気持ちが強い選手、と首脳陣からの期待も高い。毎年、育成選手を支配下登録され、1軍の貴重な戦力となっている。実戦、経験を積んで、次世代の外野のレギュラーの座を射止める日は近いかもしれない。(Full-Count編集部)