メインオブジェは「金玉満堂」 長崎ランタンフェスティバル

金魚をあしらった今年のメインオブジェ「金玉満堂」のデザイン(実行委提供)

 長崎の冬を彩る長崎ランタンフェスティバルについて、実行委は10日、今年の概要を発表した。開催期間は1月24日から2月9日までの17日間。長崎市新地町の湊公園に設置するメインオブジェは、富を招くとされる金魚7匹をあしらった「金玉満堂」(高さ10メートル、幅4.5メートル)とすることも明らかにした。実行委は期間中、例年並みの100万人の集客を目指している。
 期間中の主なイベントとしては、中国の春節(旧正月)に当たる25日午後5時半から、湊公園と賑町の中央公園でランタンの点灯式。前日の24日には、午後3時から両公園で無料の団子ぜんざいを配布する。
 メインイベントの皇帝パレードは2月1日と8日のそれぞれ午後2時に、中央公園を出発。市民約120人が参加する媽祖(まそ)行列は、26日と2月2日に予定している。
 26日は孔子廟(こうしびょう)で、市観光大使でアイドルグループ「HKT48」の森保まどかさんのトークショーを開く。2月6日から8日の3日間は、孔子廟などで中国・成都市芸術団が曲芸や変面ショーなどを披露する特別公演を開く。
 同フェスティバルは、長崎新地中華街が1987年に始めた「春節祭」に由来。オブジェを含め、約1万5千個のランタンが市中心部を彩る。

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