【首都圏まとめ】主な住宅展示場と活用するためのコツ

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家づくりを考える際、まず頭に浮かぶのが住宅展示場の訪問です。たくさんのモデルハウスをまとめて見学できるため、住宅会社ごとの強みや特徴を比較検討しやすく、マッチングがスムーズです。そこで、理想の家づくりを実現するために知っておきたい、住宅展示場を利用するコツやモデルハウスのチェックポイントなどを解説します。

展示数20棟以上! 東京、神奈川、千葉、埼玉の主要住宅展示場

住宅展示場とひと口でいっても、それぞれに規模や特徴などは異なります。まずは、一都三県にある展示数20棟以上の主要な住宅展示場を紹介します。(住宅展示場名/参加メーカー数/展示棟数/特徴の順。2019年12月24日現在)

【東京都】

ハウジングワールド立川37社/54棟(うち2棟2020年オープン)
多彩な住宅メーカーの提案するモデルルームがそろう。新築はもちろん、建替え、リフォーム、二世帯住宅にも対応。

駒沢公園ハウジングギャラリー19社/38棟
世田谷の高級住宅街に広がる、都区内最大の総合住宅展示場。ハイグレードな家づくりを実現したい施主にオススメ。

ABCハウジング八王子住宅公園22社/29棟(うち3棟2020年オープン)
八王子市で唯一の総合住宅展示場。車でのアクセスもよく、家族で楽しめるイベントや来場特典、成約キャンペーンも随時開催。

【神奈川県】

tvkハウジングプラザ横浜33社/58棟
40年以上の歴史と実績のある住宅展示場。モデル棟数も国内一の規模で、大手ハウスメーカー33社58棟が見学できる。

tvkハウジングプラザ藤沢23社/29棟(うち1棟建築中)
住宅メーカーのブランドや工法などが多種にわたり、多様なニーズに応える。近隣には商業施設があり、賑やかな雰囲気も魅力。

【埼玉県】

さいたま新都心コクーンシティ住宅展示場27社/27棟
埼玉県内最大規模の住宅展示場。電車・車ともにアクセスがよく、さいたま市内全域はもちろん、隣接都県からの来場者も多い。

熊谷ハウジングステージ25社/24棟
間取りや資金計画、インテリアについてなど、家づくりに役立つセミナーを随時開催。家族で楽しめるイベントも豊富
大宮北ハウジングステージ25社/25棟(うち1棟2020年オープン)
2020年1月に新たなモデルハウスがオープン。会場内には授乳室やおむつ交換台もあり、小さな子ども連れでも利用しやすい。

新座・朝霞ハウジングステージ20社/20棟
各メーカーの最新技術を結集した多彩なモデルハウスが並ぶ。平日にはカルチャー教室も開催されている。

春日部住宅展示場18社(うち1社準備中)/20棟
子育てや共働き、介護など、ライフスタイルにあった家づくりを提案。間取りや動線、収納の知恵を生かした住宅が並ぶ。

【千葉県】

幕張ハウジングパーク30社(うち1社建築中)/45棟
多彩な住まいが集結。展示メーカーの最新情報を扱うインフォメーションハウスや、リフォームの専門館などもある。

住まいるパーク柏の葉25社/25棟
収納セミナーなど、理想の住まいを実現するためのさまざまな情報を随時公開。家族で楽しめるイベントも開催される。

朝日新聞総合住宅展示場 ハウジングプラザ松戸25社(うち1社1棟建築中)/25棟
「安全性」「エコロジー」「アフターサービス」など、家づくりで大切な6つの視点で各メーカーを比較し、それぞれの強みを提案。

市川住宅公園17社/20棟(うち1棟2020年オープン)
二世帯住宅や三階建てなど、モデルハウスのバリエーションが豊か。自治体の支援制度など、お得な情報も案内している。

住宅展示場を活用するための、訪問の心得

限られた時間の中で希望にあった住宅会社を見つけるためには、コツを押さえて、効率的に訪問する必要があります。住宅展示場をフル活用するための心構えを「おうちの相談窓口」の越智渉さんに伺いました。

【展示場の選び方】

住宅展示場を選ぶ前に、まずは気になる住宅会社を絞ることから始めます。好みのテイスト(和風・洋風・バリ風・ハワイアンなど)や希望する間取り、構造(木造・ツーバイフォー・計量鉄骨・RC)などに重点を置きながら、住宅情報誌やインターネットなどで調べたり、すでに家を建てた先輩の意見を参考に、見学したい住宅会社をピックアップしましょう。それらがまとめて見学できる、住宅展示場を探していきます。モデルハウスのラインアップは各展示場のホームページで確認できます。

【用意すべきもの】

モデルハウスの見学で大切なのは、自分たちが希望する住まいが実現できるかどうかをしっかり見極めることです。そのために役立つのが、イメージ写真です。造作キッチンやスキップフロア、吹き抜け、ハーフ収納などこだわりの造りから、カフェ風や古民家風などのデザイン、レンガ張りや石造りといった外観まで、写真があれば営業担当者に希望が伝わりやすいです。住宅情報誌や情報サイトなどから希望に近い写真を選び、プリントアウトなどして準備していきましょう。

また、モデルハウスには靴を脱いで上がります。スリッパも準備されていますが、マナーとして、靴下を履いて訪問しましょう。モデルハウスごとに室温も違うので、体温調整のため、上着を持っていくと便利です。

__【来場前の予約】
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見学に予約は必要ではありませんが、火曜または水曜を定休日とする会場が多いので、この曜日に見学したい場合は事前に確認をしておきましょう。なお、土・日曜は混雑するため、予約がオススメです。来場者が重なる時間帯であっても、予約を入れておくと営業担当にしっかり対応してもらえます。また、事前に訪問時間を相談すれば、営業時間外でも対応してもらえる場合があります。

【モデルハウスのチェックポイント】

理想の住まいを実現するには、モデルハウスの美しさやスペックだけでなく、その住宅会社が信頼できるかどうかも重要な要素です。そこでぜひ実践してほしいのが、「他社と比べて御社の弱いところはどこですか?」という質問です。ほとんどの住宅会社は、自社の強みや特徴など、よいところ中心にアピールする傾向があります。この質問にしっかり受け答えしてもらえるかどうかは、信頼性を計るうえで大きな判断材料となります。

また、営業担当との相性も大切です。相性の合わない担当者といくら打ち合わせを重ねても、理想の住まいは実現されません。「この担当者ともっと話がしたい」と思えた担当者とは相性がよいといえるので、話が合うかどうかもチェックしましょう。相性が合わないと感じる場合は、遠慮なく担当者を替えてもらいましょう。

担当者との相性も重要なポイントのひとつ

【1棟の見学時間の目安と、できるだけ多く見学するコツ】

見学するだけなら、1棟あたり30分もあれば十分ですが、担当者に詳しく話を聞く場合は、1時間以上かかることもあります。

これを踏まえ、できるだけ多くのモデルハウスを見学するコツは、無駄を省き、時間短縮を図ることです。その手段として有効な方法の一つが、アンケートの記入を見学後に回すこと。モデルハウスを訪問すると、最初にアンケートの記入を求められるケースが多く、担当者によっては、記入内容を見てお客さんの情報を根掘り葉掘り聞いてくる人もいるため、必要以上に見学に時間がかかる場合があります。見学後に記入すれば、記入した後はさっと切り上げられますし、モデルハウスが気に入らなければ記入を断ることもできるため、手間がかかりません。「アンケートは見学後に記入すると言い出しにくいな…」と感じるかもしれませんが、最初にアンケートを記入しなくても丁寧に対応してくれる会社は、お客さんの都合や気持ちを優先してくれる、信頼できる会社だと考えることができます。住宅会社を選ぶ際の判断材料にもなるため、遠慮なく申し出ましょう。

来場者アンケートへの回答を見学後にすると効率よく回れます

家づくりに興味があれば、まずは行ってみよう!

実現したい住まいのイメージを固めたうえで、先に解説した心得を参考に住宅展示場を訪問すると、効率的に見学ができるのでオススメです。しかし、家づくりが具体的にイメージできていなくても、まずは行ってみることで、かなえたい暮らしや理想のマイホーム像が見えてくることもあります。各会場とも、インテリア小物のDIYやお菓子作りなど、家族で楽しめる多彩なイベントを催しているので、遊びがてら足を運んでみるのもよいでしょう。また、資金計画や不動産購入の基礎知識、省エネルギー対策についてなど、専門家による各種セミナーも随時開催されています。無料の場合が多く、気軽に申し込めるので、気になるテーマがあればぜひ参加してみましょう。

まとめ

最新のモデルハウスが並ぶ住宅展示場は、家族の夢が膨らむステキな場所。あれこれ見て回るのは楽しいですが、ポイントを押さえた見学でなければ頭が混乱してしまい、結局何も収穫がなかったという話もよく耳にします。今回紹介した内容を参考に、展示場を効率的に見学し、希望にあった住宅会社選びにぜひ役立ててくださいね。

<取材協力>
おうちの相談窓口 越智 渉さん
TEL:0863-33-1022