鷹・周東、今季は最低でも「30盗塁」 世界を驚かせた走力も課題は「まだ多い」

自主トレで汗を流すソフトバンク・周東佑京(中央)【写真:福谷佑介】

昨季の活躍で、オフに実家に帰省した際は「親戚の数が増えました」

 10日に北九州で今宮健太内野手らと行う自主トレを公開したソフトバンクの周東佑京内野手。昨季は“走のスペシャリスト”として一躍ブレークを果たし、野球日本代表「侍ジャパン」にも選ばれて「プレミア12」優勝にも大きく貢献した。

 この自主トレではまず守備力強化を最優先で取り組むと共に、打力アップにも貪欲に取り組んでいる。今季のレギュラー獲りも期待されるが、周東自身は「スタメンで出られるレベルではない。今のままでは100%無理だと思っている。まずはそれを争えるレベルにしたい。打てるようになりたいけど、守れないと使われない」と自分自身を見つめている。

 もちろん、自身の最大の“武器”を疎かにするつもりはない。一躍脚光を浴びるキッカケとなった走塁面についても「変えていかないといけないところはまだ多い。1個や2個じゃないので」と、まだまだ改善点は多いという。

 昨秋キャンプなどでは本多雄一1軍内野守備走塁コーチとシーズン中の映像を見返し「こうした方がもっとスタートを切りやすいとかの話をしていただきました」。最大の“魅せ場”となる盗塁面でも更なるレベルアップを図り、今季は「30盗塁は走りたい」という。

 オフに実家に帰省した際には「親戚の数が増えました」と、活躍による思わぬ“反響”があったことも明かした周東。打撃、守備だけでなく、他球団の脅威となった走塁でももう1ランクも2ランクもレベルを上げて見せる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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