交通死亡事故ゼロ継続へ、室蘭・登別市長が室蘭署訪問

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 室蘭、登別両市で昨年の交通死亡事故がゼロだったことを受け、“110番の日”の10日、青山剛室蘭、小笠原春一登別両市長が室蘭署を訪れた。菊池和幸署長ら署員80人にゼロ達成を「偉業」とたたえるとともに、ゼロ継続に向けて今年も結束していくことを確認した。

 室蘭署が管轄する両市が、ともに交通死亡事故ゼロだったのは、1953年(昭和28年)の統計開始以降初めて。

 複数の自治体首長が、警察官激励のため警察署を訪れるのは「道内では初めてでは」(室蘭署)という異例の取り組み。青山室蘭市長は「地域の安全、安心のため、皆さんには日夜奮闘していただいている。交通死亡事故ゼロは市民総参加の交通安全運動で達成することができた」。小笠原登別市長は「市民の安全、安心が守られている根底には、秩序と治安が良い意味で周知されているからでは」と話した。

 菊池署長は、両市の交通安全関係団体の日ごろからの協力に感謝するとともに、市長のリーダーシップや警察が行政に相談しやすい環境づくりも交通死亡事故ゼロ達成の要因として挙げ、「日本一安全、安心なまち室蘭・登別」の実現へ決意を述べた。

 交通死亡事故ゼロ継続日数は9日までに室蘭市が422日、登別市が535日。

 また、刑法犯の認知件数も過去最低だった前年を31件下回る470件(速報値)、特殊詐欺被害の認知件数は前年の2件からゼロになった。(奥野浩章)

【写真=交通死亡事故ゼロに向け、結束を確認した右から小笠原登別市長、菊池室蘭署長、青山室蘭市長】