室蘭岳の降雪少なく…暖かい日が続きササが目立つ

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 本格的な冬山シーズンに入ったが、室蘭岳(標高911メートル)で少雪が続いている。斜面にはササが目立つ場所があり、登山愛好者らは記録的な雪の少なさに気をもんでいる。

 室蘭地方気象台によると、室蘭の積雪合計量(今月7日まで)は「ゼロ」。昨年12月28日から11日連続で「ゼロ」が続いた。過去10年間で最も少なく「記録的な雪の少なさ」(同気象台担当者)だ。

 昨年末(12月31日)には最高気温が8度まで上昇するなど、平年値(氷点下2度)を大きく上回る暖かい日が続いたことが背景にある。今後1カ月も寒気が入りづらく、降雪は少ないという。

 室蘭岳のパトロールを兼ねて山登りを続ける北海道マスターガイドの寺口一孝さん(73)=登別市新生町在住=によると、元旦の入山名簿は9人で、ピーク時の9分の1にまで減少したという。

 8日は急速に発達する低気圧の影響で市内は雪となり、寺口さんは「全道的にも雪が少ない模様で町の人たちには申し訳ありませんが、降ってほしい」と話していた。(粟田純樹)

【写真=昨年1月9日の室蘭岳の山肌=寺口さん提供(上)、ササが目立つ室蘭岳の斜面=2020年1月4日、寺口さん提供(下)】