西川史子さん一日警察署長 110番通報を体験

110番通報を体験する西川史子さん=相模原市中央区中央の市立産業会館

 「110番の日」の10日、相模原署は110番通報する際のポイントを教えるキャンペーンを、相模原市立産業会館(同市中央区)で開いた。同市南区出身で、医師でタレントの西川史子さん(48)に一日警察署長を委嘱。西川さんも実際に110番通報を体験した。

 制服制帽姿でステージに登場した西川さんは、来場者約160人の前で、木原信一郎署長から委嘱状を手渡された。

 110番通報を受ける県警本部通信指令課の課員が「何が、いつ、どこであったのか」「犯人の特徴」など、通報する際に重要なポイントを解説した。

 相模原署員がひき逃げ事件の状況を再現し、西川さんが110番通報を体験。車の特徴は覚えていたものの、発生場所をうまく伝えられず、西川さんは「実際に電話をかけると慌ててしまう。目撃したことを落ち着いて伝えることが大切と感じた」と振り返った。

 その後、西川さんは通報のポイントを記載したパンフレットなどを会場周辺で配布して回った。

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