青年海外協力隊の間山さんがエッセー出版/現地の動物や昆虫を写真を交えて紹介

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ネパールで活動中の間山さん(左)(本人提供)
間山さんが自費出版したフォトエッセー「ネパールのいきもの図鑑」

 青年海外協力隊としてネパールで任務に当たった県職員の間山創さん(33)=青森市=が、現地で撮影した昆虫や動物の写真とエッセーを組み合わせ「ネパールのいきもの図鑑」を自費出版した。生き物に出合った瞬間のリアクションやその時の思い出を書き連ね、間山さんの個性あふれる一冊に。経費以外の売り上げは、ネパールの孤児院に寄付する予定だ。

 「これを読めばネパールについて理解が深まるとか、外国に行きたくなるとか、そういう本ではありません」と間山さんは笑う。掲載した生き物の写真は厳選した50枚超。本の中で間山さんは、ツヤクワガタの仲間を発見して「かっちょいい色!」と喜び、葉に擬態したガに遭遇すれば「葉脈まで忠実に再現され、擬態としては完璧」と感心する。水牛、ゾウ、インドサイなどの動物も登場する。

 間山さんは2017年7月から2年間、ネパール・ダディン郡でコミュニティー開発の分野で活動。その傍ら、シングルマザーを支援するため、余った端切れ生地を活用し、髪を束ねる「シュシュ」を女性たちが制作、販売できるよう独自のプロジェクトを立ち上げた。

 当初は「大好きな昆虫の写真だけで昆虫図鑑を作れないか」と考えていたが、珍しい虫に出合うことはほとんどなく、断念。そのとき、先輩隊員が置いていった蔵書の中から、漫画家さくらももこさんのエッセー「ももこのいきもの図鑑」を偶然読み、「フォトエッセーならできるかも」と発想を得たという。現地で書きためた文章を合わせ、昨年12月に100冊の本が完成した。

 「どの生き物にも思い出深いエピソードがある。自信作です」と間山さん。エッセーでは、現地の文化や自身の活動の一端にも触れた。本は青森市新町の「インドレストランTaji」で、1冊1500円で販売している。