カンボジアなどへ米3トン 連合長崎 長崎県内子ども食堂にも発送

宮崎会長(左)から米を受け取る入江副代表=長崎市役所西側広場

 連合長崎(宮崎辰弥会長)は10日、食料不足に苦しむカンボジアとアフリカ・マリの2カ国と、県内の子ども食堂8カ所に米約3トンを発送した。
 連合長崎は1997年から毎年、米を海外へ寄贈。昨年から子ども食堂も支援対象に加えた。今年は県内8地区で組合員が収穫した米と連合長崎の構成組織のカンパで購入した米計3060キロを届ける。
 発送式は長崎市桜町の長崎市役所西側広場であり、宮崎会長は「世界の実態を学び、平和な社会をつくる運動にもつながる」とあいさつ。深堀浩県議は「食品ロスの実態をいま一度認識し、ロスを少なくすることにもつなげなければならない」と述べた。
 米を贈られた「ながさき子ども食堂ネットワーク」の入江詩子副代表は「さまざまな方の心を子どもたちに還元したい」と話した。

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