1000万本咲き誇る 長崎・野母「水仙の里」

ほのかな甘い香りを放ち、訪れた人を楽しませているスイセン=長崎市、水仙の里

 長崎市野母町の野母崎総合運動公園にある「水仙の里」で、白いスイセンの花が見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませている。
 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産、端島(軍艦島)などを望む「水仙の里」には約1千万本が植えられており、一帯を甘い香りに包んでいる。穏やかな晴れ間が広がった11日、家族で訪れていた西彼長与町の教諭、山川武さん(56)は「香りが風に乗ってきて、春の訪れを感じさせる。丘の上まで登らなくてもスイセンが見られるので、誰でも楽しめていいですね」と笑顔で話した。
 26日まで「のもざき水仙まつり」(同実行委主催)が開催中。土、日、祝日にはスイセンの花束を来場者にプレゼント(各日午前11時、午後2時の2回、いずれも数量限定)している。

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