県内新成人 初の1万人割れ 人口減深刻「歯止めを」

 今年の県内の新成人が9855人となり、1948(昭和23)年に「成人の日」が制定されて以降初めて1万人を割り込むことが11日、宮崎日日新聞の調査で分かった。最も多かった団塊の世代に当たる69年の2万420人から半減した。人口減少や就職、進学による若者の県外流出が要因とみられ、識者は「本県の人口減少問題の深刻さを示す象徴的な数字。歯止めをかけるための議論を進めなければならない」と重く見ている。

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