巨人坂本は4記録が近づく、バレンティンは300本塁打へ…今年達成が予想される打者記録

4つの記録達成が間近な巨人・坂本勇人【写真:Getty Images】

昨季偉業の山田哲は200盗塁達成まであと32盗塁、柳田はキャリアハイで本塁打記録なるか

 昨季も多くの記録が達成された野球界。今年も名選手たちが様々な記録を達成しそうだ。今年節目の記録を迎えそうな主な打者を見てみよう。

○内川聖一(ソ)2000試合 200本塁打 1000打点
 2000試合出場まで残り23試合、200本塁打まであと4本、1000打点まであと43打点としている。これまでに51人しか達成していない2000試合の大台に最も近い現役選手だ。昨季は打撃不振に苦しんだが、本来のペースであればいずれも十分に達成可能だろう。

○福留孝介(神)2000安打 300本塁打
 42歳で迎える今季は、これまで52人しか達成していない2000本安打まで残り103安打、300本塁打まで残り20本としている。シーズン20本塁打以上は15年以来打っていないが、どうなるか。また2000試合出場までは残り134試合としており不可能な数字ではないが、近年は出場数を絞っている。どこまで近づけられるか。

○坂本勇人(巨)2000安打 250本塁打 3000塁打 1000得点
 昨季は生え抜き史上7人目となる200本塁打を達成した坂本。今季は2000本安打まで残り116安打、250本塁打まで残り27本塁打、3000塁打まで残り57塁打、1000得点まで残り17得点と4記録が達成間近だ。2000本安打の史上最年少は31歳7か月で達成した榎本喜八氏(当時東京)。坂本は12月14日に31歳を迎えているが、最年少記録を更新できるか。

○中村剛也(西)1500安打 300二塁打 450本塁打
 1500本安打まで残り33安打、300二塁打まで残り4としており、どちらも達成できそうだ。また昨季は400本塁打を達成したが、450本塁打まであと35本としている。過去4度、シーズン35本塁打以上を放った経験を持つが、5度目はあるか。

○糸井嘉男(神)300盗塁 2500塁打
 300盗塁まで残り3盗塁、2500塁打まで残り40と、例年のペースであればどちらも達成の予感。300盗塁となれば史上30人目の大記録となる。

楽天移籍の鈴木は1000安打まで残り1本、ソフトバンク移籍のバレンティンは300本塁打まで残り12本

○鈴木大地(楽)1000安打 200二塁打
 楽天に新加入する鈴木は1000本安打まで残り1安打と、早ければ開幕戦にも記録を達成しそう。また200二塁打まで残り4と、こちらも達成が見込まれる。

○西川遥輝(日)1000安打 250盗塁
 鈴木と同じく、西川も1000本安打まで残り1安打としており、開幕直後に達成となるだろう。また250盗塁まで残り5盗塁まで迫っている。

○山田哲人(ヤ)200盗塁 1000試合
 昨季は200本塁打を達成した他、シーズンを跨いで38盗塁連続成功という偉業を成し遂げた。今季は200盗塁まで残り32盗塁としており、昨季の33盗塁に迫れば達成可能。また、1000試合出場まで残り36試合と、こちらはシーズン序盤で達成してしまいそうだ。

○ウラディミール・バレンティン(ソ)1000安打 300本塁打 1000三振
 NPB10年目を迎える今季は、通算1000安打まで41安打、通算300本塁打まで12本(すべてNPBでの記録)と大記録を間近に控える。また1000三振までも残り97としており、近年のペースであれば達成しそう。

○柳田悠岐(ソ)1000試合 1000安打
 1000試合出場まで残り122試合、通算1000安打まで42安打と共に怪我さえなければ手が届きそうだ。通算200本塁打までは43本と遠いものの、キャリアハイで達成なるか。

○中島宏之(巨)200本塁打 1000打点
 昨季巨人に加入するも成績が落ち込み43試合出場にとどまった中島。200本塁打まで残り5本、1000打点まで残り81打点としている。オリックス時代の18年まで5本塁打以上を放っていたが、昨季は1本のみ。本来の実力であれば十分に達成可能な数字だ。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2