メクル第427号 JR長崎―浦上 3月28日から高架化 街が大きく変わるよ

©株式会社長崎新聞社

新しい長崎駅の駅舎。右側の線路は新幹線用。新たな駅ビルなども計画されているよ=長崎市尾上町(小型無人機ドローン「空彩4号」)

 長崎市のJR長崎駅から浦上(うらかみ)地区にかけての鉄道の風景が3月28日から大きく変わるよ。現在(げんざい)、地上の線路を走っている特急かもめや普通(ふつう)列車が、高さ約9メートルの高架橋(こうかきょう)を走るようになるんだ。もちろん駅のホームも高い場所に移動(いどう)するよ。長崎駅は、今の場所から浦上川の方に約150メートル移動して、新たな駅舎(えきしゃ)に生まれ変わるとばい。浦上駅も新しくなるよ。市民も期待しとるけん、完成間近の工事現場(げんば)に行ってきたばい。工事担当者(たんとうしゃ)にも話を聞いたよ。

 線路が高くなるのは、川口町の長崎西洋館裏付近(うらふきん)から長崎駅までの約2.2キロ。この間にある四つの踏切(ふみきり)(竹岩橋、梁川橋(やながわばし)、宝町(たからまち)、幸町(さいわいまち))は全部なくなるとさ。今、電車の本数が多い午前8時~9時や午後6時~7時は、踏切が1時間のうち計20分くらい開かないんだ。歩行者はずっと待ってなきゃいけないし、車は渋滞(じゅうたい)。でも高架橋に変われば、いつでも自由に通れるようになるし、踏切事故(じこ)なんかもなくなるとさ。

 白っぽいコンクリートの高架橋はほぼ完成。ヘルメット姿(すがた)の建設(けんせつ)作業員さんたちが電気系(でんきけい)の工事や、新しい浦上駅、長崎駅の建設工事を急ピッチで進めよったよ。この事業は「JR長崎本線連続立体交差事業」という名前が付いていて、県が中心になって進めよるとげな。県長崎振興局(しんこうきょく)都市計画課の川原征吾(かわはらせいご)課長(53)は「列車だけでなく、人や車の動きも変わります。長崎駅と浦上駅を中心にまちは大きく変化していきますよ」と言ってたよ。
 工事が終わって列車が高架橋を走るようになったら、今の線路は撤去(てっきょ)して2022年3月までに車が通る市道にするとげな。新しい長崎駅には将来(しょうらい)、新幹線(しんかんせん)も乗り入れるようになるよ。楽しみやね~。長崎駅舎の近くには、高級ホテルや商業施設(しせつ)などが入った13階建ての新しい駅ビルなども計画されとるとげな。
 長崎の鉄道の歴史を振(ふ)り返ると、明治時代の1897年に長崎駅(現在の浦上駅)-長与(ながよ)駅が開通。同じく明治時代の1905年、今の長崎駅まで線路が延(の)びたとよ。それから115年。駅周辺は新たな時代を迎(むか)えるね。

浦上駅に到着する特急かもめ。3月28日からは右側の高架橋を走り、新しいホームに停車するよ