合意から1ヶ月 ヤンキースがガードナーとの再契約を正式発表

日本時間1月12日、ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなった36歳のベテラン外野手、ブレット・ガードナーと再契約を結んだことを発表した。ガードナーはヤンキース一筋のままキャリアを終えたい意向を示していたが、今回の再契約により少なくともあと1年はヤンキースの一員としてプレイできることになった。2008年にメジャーデビューしたガードナーは、今季がヤンキースで過ごす13年目のシーズンとなる(ヤンキース在籍選手のなかで最長)。

ヤンキースとガードナーの契約は1年1250万ドル+球団オプション1年であることが報じられている。1250万ドルの内訳は、契約ボーナス200万ドル、今季の年俸800万ドル、来季のバイアウト250万ドル。来季の球団オプションは年俸1000万ドルとなっており、オプションが行使された場合、ガードナーは2年間で2000万ドルを得ることになる。

昨季のガードナーは、本塁打(28)、打点(74)、長打率(.503)の各部門でキャリアハイの数字を記録するなど、年齢からくる衰えを全く感じさせなかった。昨季まで7年連続で80得点以上をマークしているが、これはメジャー全体でガードナーとマイク・トラウト(エンゼルス)の2人だけ。昨季終了時点で通算1499試合に出場しており、次の出場が1500試合の節目となる(ヤンキースだけで1500試合出場は過去17人)。

ドラフト指名を受けてヤンキースに入団し、通算1000本以上の安打を放った選手は、サーマン・マンソン、ドン・マティングリー、デレク・ジーター、ホルヘ・ポサダ、ガードナーの5人だけ。同様に、通算100本塁打以上も7人しかいない。また、通算267盗塁は、ジーター(358盗塁)とリッキー・ヘンダーソン(326盗塁)に次ぐ球団史上3位の数字である。

正中堅手のアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受けて少なくとも6月まで欠場する見込みのため、ガードナーは正中堅手として開幕を迎える予定。なお、ヤンキースとガードナーは日本時間12月12日に契約合意が報じられており、それから1ヶ月後の正式発表となった。今回の再契約に伴い、リリーフ左腕のスティーブン・タープリーがDFAとなっている。

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