燕村上、日ハム清宮、ロッテ安田、広島中村奨…新成人には侍J大砲候補がズラリ?

ヤクルト・村上宗隆、日本ハム・清宮幸太郎、ロッテ・安田尚憲(左から)【写真:荒川祐史】

12球団の現役選手で新成人は50人、オリックスは西浦ら12球団最多7選手

 今年の新成人は、平成11年(1999年)4月2日から平成12年(2000年)4月1日までに生まれた人。今年のNPBの新成人選手を見ていこう。この世代のNPBの現役選手はちょうど50人だ。

チーム別、誕生日順

【パ・リーグ】
○西武
西川愛也(内野手1999.06.10)
平良海馬(投手1999.11.15)
高木渉(外野手1999.12.06)
綱島龍生(内野手2000.01.21)

 4人の新成人のうち、中継ぎの平良が昨年プロ入り初勝利。高木も1軍初出場を果たした。

○ソフトバンク
尾形崇斗(投手1999.05.15)育成
増田珠(内野手1999.05.21)
日暮矢麻人(外野手1999.06.16)育成
砂川リチャード(内野手1999.06.18)育成
田浦文丸(投手1999.09.21)
カーター・スチュワート・ジュニア(投手1999.11.02)
吉住晴斗(投手2000.03.12)

 昨年5月、2018年にMLBドラフト1巡目でブレーブスから指名されたカーター・スチュワート・ジュニアがソフトバンクに入団。この選手も日本で言えば新成人だ。

○楽天
松本京志郎(内野手1999.09.21)育成

 楽天は昨年の段階ではこの世代は2人いたが、西巻賢二が戦力外になったのちにロッテに入団したため新成人は松本1人だけだ。

○ロッテ
安田尚憲(内野手1999.04.15)
森遼大朗(投手1999.04.22)育成
西巻賢二(内野手1999.04.22)楽天から

 将来の中心打者の呼び声も高い安田も新成人だ。

○日本ハム
難波侑平(内野手1999.05.06)
清宮幸太郎(内野手1999.05.25)
田中瑛斗(投手1999.07.13)
北浦竜次(投手2000.01.12)

 清宮幸太郎も3年目となる。田中、北浦もすでに1軍デビューしている。

○オリックス
稲富宏樹(捕手1999.04.27)育成
西浦颯大(外野手1999.05.21)
本田仁海(投手1999.07.27)
廣澤伸哉(内野手1999.08.11)
比屋根彰人(内野手1999.08.25)育成
木須デソウザフェリペ(捕手1999.09.04)育成
東晃平(投手1999.12.14)育成

 オリックスは新成人が12球団最多の7人。西浦は昨年77試合に出場。一時は1、2番を打った。

セ・リーグではヤクルト村上をはじめ広島遠藤、中日清水らが活躍した

【セ・リーグ】
○巨人
田中優大(投手1999.09.14)育成
山上信吾(投手1999.09.21)育成
荒井颯太(外野手1999.09.27)育成
比嘉賢伸(内野手2000.01.12)育成
湯浅大(内野手2000.01.24)
折下光輝(内野手2000.02.14)育成

 巨人では支配下の湯浅も含め、1軍出場選手はなし。

○DeNA
櫻井周斗(投手1999.06.25)
阪口皓亮(投手1999.08.15)
中川虎大(投手1999.10.02)

 櫻井は昨年、14試合(1先発)に登板。阪口も3試合に登板。中川は昨年7月に育成から支配下選手、1軍デビューした。

○阪神
湯浅京己(投手1999.07.17)
牧丈一郎(投手1999.09.23)

 昨年入団の湯浅、一昨年の牧ともに1軍出場なし。

○広島
佐々木健(投手1999.04.02)育成
遠藤淳志(投手1999.04.08)
山口翔(投手1999.04.28)
中村奨成(捕手1999.06.06)
藤井黎來(投手1999.09.17)育成
永井敦士(外野手2000.01.10)

 遠藤は昨年34試合に登板、6ホールドを挙げる活躍。山口は昨年初勝利。広陵高時代甲子園を沸かせた中村は負傷もあり、まだ1軍昇格果たせず。すでに広島はこの世代の岡林飛翔(投手1999.08.09)を戦力外にしている。

○中日
高松渡(内野手1999.07.02)
清水達也(投手1999.11.03)
石川翔(投手1999.12.14)
山本拓実(投手2000.01.31)
伊藤康祐(外野手2000.02.03)

 山本は昨年3勝、清水は2勝、伊藤は6安打を記録した。

○ヤクルト
金久保優斗(投手1999.11.04)
村上宗隆(内野手2000.02.02)

 この世代の出世頭は村上だ。10代の記録となる36本塁打96打点を記録。オールスターにも出場し、新人王に輝いた。(広尾晃 / Koh Hiroo)

© 株式会社Creative2