京都が17回目の優勝!立命館宇治高勢が3連続区間賞と躍動!新谷仁美(東京)の猛追を振り切る!【第38回全国女子駅伝(都道府県対抗女子駅伝)】

陸上 試合サマリー

第38回全国女子駅伝(都道府県対抗女子駅伝)は2020年1月12日(日)に行われた。各都道府県の頂点をかけた戦いは、京都が立命館宇治高校勢の3連続区間賞もあり、見事17回目の優勝を果たした。2位には全国高校駅伝を制した仙台育英高校勢を軸にレースを展開した宮城が、3位にはアンカーの新谷仁美が区間記録に迫る爆走を見せた東京が入った。

1区では、長崎の廣中璃梨佳が序盤から飛び出し、18分39秒の見事な区間新記録を樹立。高卒新人にして実業団駅伝でも区間新を連発する廣中は、高校時代から続く連続区間賞をまたも更新。2区では、引き続き長崎が先頭をキープするも、後続から兵庫や長野が猛追。

3区中学生区間では、静岡の杉森が素晴らしい走りを見せチームを2位に押し上げる。その杉森をさらに上回る走りを見せたのは、大分の松本明莉。9分19秒で見事区間賞を獲得した。4区では長野東高校を軸にチームを組む長野がついに長崎を逆転し首位に浮上。同様に仙台育英勢を軸とする宮城も小海遥が12分54秒の区間賞で3位に。

5区、6区、7区では京都の立命館宇治高校勢が力を見せる。まず5区の三原梓が区間タイ記録となる12分53秒の素晴らしい走りで16位→8位と一気に順位を上げる。すると6区の村松灯も12分57秒と前を猛追、4位まで順位を上げる。そして妹の村松結にタスキを渡すと、村松結も区間タイ記録となる12分21秒で一気に先頭との差を詰め2位まで順位を押し上げた。

そして8区の中学生区間でついに京都が首位奪還。先頭の宮城を抜き去りトップでアンカーの一山にタスキを渡す。なお8区でも大分の山本釉未が10分00秒で区間賞を獲得し、これまで区間賞を獲得したことがなかった大分勢が中学生区間を制した。

最終9区、京都のアンカー一山は過去2年2位でフィニッシュテープを切っており、今回こそは優勝のフィニッシュテープを切るべく好走。背後からは、9位でタスキを受けた東京の新谷仁美が区間新記録に迫るペースで猛追。1kmあたり10秒ほど差を縮めるもあと一歩が届かず、京都が見事優勝を果たした。新谷は区間新記録こそならなかったものの、30分57秒の素晴らしいタイムで駆け抜け、歴代最多タイの5度目の区間賞を獲得した。

最終結果

1 京都 2:16:15

2 宮城 2:16:25

3 東京 2:16:36

4 長野 2:16:37

5 鹿児島 2:17:04

6 兵庫 2:17:42

7 群馬 2:17:56

8 大阪 2:17:56

区間賞

1区 廣中璃梨佳(長崎/日本郵政グループ)18:39 区間新

2区 田﨑優理(宮崎/ヤマダ電機)12:32

3区 松本明莉(大分/稙田南中)9:19

4区 小海遥(宮城/仙台育英高)12:54

5区 三原梓(京都/立命館宇治高)12:53 区間タイ

6区 村松灯(京都/立命館宇治高)12:57

7区 村松結(京都/立命館宇治高)12:21 区間タイ

8区 山本釉未(大分/城東中)10:00

9区 新谷仁美(東京/東京陸協)30:57

第38回全国女子駅伝(都道府県対抗女子駅伝)の速報は詳細をご確認ください。

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