燕村上が新人王、日本ハム清宮&ロッテ安田は今季爆発? 1999年生まれ選手の今

ヤクルト・村上宗隆、日本ハム・清宮幸太郎、ロッテ・安田尚憲(左から)【写真:荒川祐史】

西武平良は救援でリーグ優勝貢献、オリックス西浦は昨季77試合出場

 高校時代から何かと注目を集めることが多かったのが、今年の新成人となる1999年4月~2000年3月生まれの“清宮世代”だ。昨季のセ・リーグ新人王となったヤクルト村上宗隆内野手もこの世代で、他の同世代選手たちも見ていきたい。

○清宮幸太郎内野手(日本ハム)
 早実高時代は高校野球史上最多の111本塁打をマークし、鳴り物入りで日本ハムに入団。ルーキーイヤーに7本塁打を放って大器の片鱗をのぞかせた。昨季は故障で出遅れ、81試合出場、打率.204、7本塁打33打点と伸び悩んだ。今年は真価を発揮できるか。

○村上宗隆内野手(ヤクルト)
 九州学院高では「西の清宮」と称されたスラッガー。プロ入り2年目の昨季は公式戦全試合に出場すると、高卒2年目以内では最多の36本塁打96打点をマーク。オールスターゲームにも出場し、新人王に輝いた。バレンティンが抜けた今季は主砲としての活躍が期待される。

○安田尚憲内野手(ロッテ)
 履正社高からドラフト1位で入団。ルーキーイヤーの2018年には1軍で17試合に出場。昨季は1軍出場なかったが、2軍で122試合に出場し、打率.258、19本塁打82打点でイースタンの本塁打王、打点王に輝いた。今季は1軍でその実力を開花させるか。

○西巻賢二内野手(ロッテ)
 仙台育英高から2017年ドラフト6位で楽天に入団。18年には25試合に出場して打率.247をマークしたが、昨季は2試合出場にとどまり、シーズン後に戦力外に。育成契約を打診されたがこれを断り、テスト入団でロッテへ。支配下選手として契約した。守備力を生かして1軍定着を目指す。

○中村奨成捕手(広島)
 2017年夏の甲子園では大会最多の1大会6本塁打をマーク。強肩強打の捕手として広陵高を準優勝に導いた。広島にドラフト1位で入団も怪我もあり、1軍出場はまだない。昨季2軍では39試合出場、打率.279、2本塁打、9打点だった。今季は素質を開花できるか。

○西浦颯大外野手(オリックス)
 明徳義塾高からドラフト6位で入団。入団2年目の昨季シュアな打撃と俊足を生かして77試合に出場、43安打、打率.195、1本塁打、18打点、8盗塁をマークした。オフにはオーストラリアのウインターリーグ、「メルボルン・エイシズ」に派遣されて武者修行を積んだ。その成果が今年発揮されるか。

○平良海馬投手(西武)
 八重山商工からドラフト4位で入団。2年目の昨季は7月に1軍デビューを果たすと、最速158キロの直球を武器に26試合に中継ぎ登板し、2勝1敗、防御率3.38をマークした。終盤には勝ちパターンの一角を担うなど、リーグ連覇に貢献する働きをみせた。

○その他の主な選手たち
・桜井周斗投手(DeNA)
・阪口皓亮投手(DeNA)
・山本拓実投手(中日)
・伊藤康祐外野手(中日)
・山口翔投手(広島)
・西川愛也外野手(西武)
・吉住晴斗投手(ソフトバンク)
・田浦文丸投手(ソフトバンク)(Full-Count編集部)

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