レンジャーズがフレイジャーと1年500万ドルで契約合意

日本時間1月13日、レンジャーズがフリーエージェントのベテラン三塁手、トッド・フレイジャーと1年500万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。レンジャーズはチーム内にメジャーで一定の実績がある三塁手がおらず、三塁手の補強が今オフの重要課題の1つとなっていた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

今回の契約には来季の球団オプションが含まれており、フレイジャーの今季の年俸は350万ドル。来季の契約は年俸575万ドルの球団オプションまたはバイアウト150万ドルとなっており、フレイジャーに保証されている金額は今季の年俸350万ドルと来季のバイアウト150万ドルを合わせた500万ドルとなる。よって「1年500万ドル」という形で報道されている。

現在33歳のフレイジャーは、昨季メッツで133試合に出場して打率.251、21本塁打、67打点、OPS.772を記録。特に左腕に対して打率.294、8本塁打、OPS.913の好成績をマークした(対右腕は打率.234、13本塁打、OPS.716)。レッズ時代の2015年に35本塁打、ホワイトソックス時代の2016年に40本塁打を放っており、9年のキャリアで通算1019安打、214本塁打、OPS.770という成績を残している。

フレイジャーが加入したことにより、レンジャーズはイサイアー・カイナーファレファやニック・ソラックを内野のユーティリティとして起用することが可能になる。また、レンジャーズはノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得を諦めておらず、アレナードの獲得に成功した場合、フレイジャーは一塁手として起用される見込みだ。

さらに、レンジャーズはフリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスの獲得も目指している。一塁手としての出場経験がないカステヤーノスだが、レンジャーズはカステヤーノスを一塁手として起用することも視野に入れているという。今オフのレンジャーズは着実に戦力補強を進めており、今後の動向にも注目だ。

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