冬の不調、CAはどう対処してる?腰痛、風邪、膀胱炎の対策を伝授

冬は特に要注意!CAも悩まされる症状とは

乾燥や寒さにより、普段は健康な人でも身体の不調を起こしやすい冬。

 

冬に悪化しやすい代表的な症状、腰痛や膀胱炎は、実はCAにとっては職業病とも言えるくらいかかりやすい不調なのです。

しかし、厳しい自己管理が求められるCAたちは、日頃から対策をとりこれらの不調と向き合っています。

今回は腰痛、膀胱炎、風邪について、CAの裏話と対策を詳しくお話したいと思います。

 

 

ほぼ全員が経験者!?腰痛

腰痛は、程度の差はあれほとんどのCAが経験したことがあると思います。

機内では、お客様にお配りする食事トレーが入ったカートを2人もしくは1人で押して歩きます。

このカートが本当に重いのです。

 

揺れる飛行機の中、機内の狭い通路をこの重いカートを操作することは、寒さや疲れで筋肉が硬くなっている時には特に、腰をいためる原因になってしまいます。

カートを押す作業だけでなく、狭い空間で無理な姿勢をしたり、お客様のお荷物をお運びしたりと、腰に負担がかかる作業が多いのもCAの現実です。

【対策】

・日ごろからストレッチやヨガをして筋肉を柔軟にしておく

・常に姿勢を良くし、正しい作業姿勢を心がける

・軽い運動やスポーツを習慣にする

・腰が痛い時はプライベートではなるべくハイヒールを避ける

・マッサージやお灸などに通う

・腰を冷やさないようにする

腰は一度悪くしてしまうと完治が難しかったり、症状が繰り返しやすかったりするので、軽度の異変にもすぐに対処することが重要です。

これだけ腰に負担のかかるCAでも、日ごろから意識して対策しているだけで腰痛とは無縁のCAもたくさんいるので、日頃からの心がけがいかに大切かが分かりますよね。

 

意外と多い!膀胱炎

これも、CAの中では結構多い職業病です。

「実は恥ずかしくて言えなかったんだけど、この前乗務中に膀胱炎になっちゃって……」という会話、CA間ではよくあります。

原因は主に、乗務中に忙しくてお化粧室に行くタイミングを逃し、我慢してしまうことが考えられます。

機内には基本的にCA専用の化粧室はないので、お客様と併用です。

CAは化粧室が混み始めるタイミングを理解しているので空いているタイミングで行けばいいと思われがちですが、忙しい便だと化粧室に行きたいタイミングで行けない!ということが起こります。

他にも業務を覚えることに集中しすぎてしまい、化粧室に行くのを忘れていて膀胱炎になったという新人CAにも多々遭遇したことがあります。

 

中にはこじらせて腎盂炎になってしまったというCAも。

【対策】
・化粧室には行けるときに行く

・とにかく我慢はしないこと

・膀胱炎かな?と思ったらすぐにお医者様に診てもらう

 

 

どんなに気を付けてもひいてしまう風邪

CAは常に風邪をひきやすい環境で働いています。

たくさんのお客様と接するなかでは、もちろん風邪気味の方もいますし、ご存知の通り機内は大変乾燥しています。

時差や気候差がある場所へ乗務するので、気温の変化にもさらされます。

風邪気味の状態で乗務すると、航空性中耳炎になる可能性も高まり危険です。

いったん航空性中耳炎になってしまうと、程度にもよりますが7日~10日間くらいは乗務停止になってしまいます。

"風邪をいかにひかないか=健康管理"が、とても大切なCAのミッションであることがお分かり頂けると思います。

【対策】
CA各々がそれぞれしっかり対策をしていますが、今回は私が主にしている対策をご紹介します。

・どこでもうがいと手洗い(手洗いできない場所ではハンドジェル)

・喉が痛くなり始めたら、料理に生姜を多用する、生姜ティーを飲む

・マスクは季節を問わず、常に携帯(人ごみや乾燥した場所で着用)

・日ごろからの運動(私の場合はランニングとヨガ)

・毎朝、マヌカハニーをスプーン一杯食べる

・疲れていると感じる時は、無理をせず体を休める

 

 

ベストな状態で仕事をする為に

自分の体に不調が一つでもあると、いつも通りのパフォーマンスができないこともあります。

体のコンディションをいつも一定の良い状態に保ち、日頃から自分自身を労わる生活をすることが、CAの自己管理の秘訣かもしれませんね。

誰でも簡単に日常生活でも取り入れられる対策なので、CAに限らず社会で活躍するどなたでも健康管理のために活用できると思います。

皆様の参考になりましたら幸いです。

 

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