鷹“育成の星”候補の1人… 昨季ファーム最多安打の20歳が懸ける4年目「ラストチャンス」

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自主トレで汗を流したソフトバンク・田城飛翔【写真:福谷佑介】

砂川リチャード、尾形崇斗とともに、支配下昇格に近い田城飛翔

 ソフトバンクの育成選手である田城飛翔外野手が、今季中の支配下昇格を目標に掲げた。13日、中村晃外野手が長崎市内で行う自主トレを公開。中村晃に“弟子入り”している田城も先輩とともに、下半身と股関節周りの強化を主目的としたサーキットトレーニングやノック、フリー打撃などで汗を流した。

 2016年の育成ドラフト3位で八戸学院光星から入団した田城。入団3年目となった昨季はウエスタン・リーグで最多安打となる108安打を放ち、打率.307をマークした。これまで千賀や甲斐らを輩出したソフトバンクの育成選手の中でも、支配下昇格に近い存在の1人である。

 今オフの自主トレでは長打力をテーマに掲げて、バットを振っている。「去年はただヒットを多く打つだけで、課題は長打率にあった。(中村晃さんに)感覚を教わって、いい感じにはなってきています」。野手の間を抜く力強い打球を打つ。少しずつではあるが、手応えも感じているという。

 現状でソフトバンクの支配下登録選手は66人で残る支配下枠は4人。MLB挑戦のためにキューバを出国し消息が不明となっているコラスが支配下から外れれば、その枠は「5」に広がる。チームにとっては手痛い事態ではあるものの、田城ら育成選手にとってはチャンスが拡大する好機となる。

 台湾でのアジアウインターリーグで活躍した砂川リチャード内野手や尾形崇斗投手にも注目が集まっているソフトバンクの育成選手。「去年のままなら支配下にはなれない。ちょっとでも違うと思わせられるようにしたい。リチャード、尾形が注目されてますけど、年下に負けるのは嫌なので。リチャードとは仲が良いんですけど、抜かれたら対応変わっちゃう。尾形、リチャードより上にいたい。今逃したらもうない。ラストチャンス」と語る田城。育成4年目。念願の支配下への切符を手にすることはできるだろうか。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)