ホンダは1月10~12日に千葉県、幕張メッセで開催された東京オートサロン2020において、マイナーモデルチェンジされたシビック・セダン/シビック・ハッチバック、S660を公開した。
『ホンダ・シビック』は“操る喜び”の提供を目指し、現行モデルが2017年に発売された。そのシャープなスタイリングとホンダならではの高い走行性能が多くの人に評価されているモデルだ。
今回のモデルチェンジでは“立ち止まらずに進化をし続ける”との想いによって、エクステリアデザインが変更されたほか、ハッチバックにはトップロードサンルーフが設定されている。
セダンタイプの変更箇所は、フロントバンパーやリヤガーニッシュ。また、アルミホイールのカラーリングも変更された。
ハッチバックでは、トップロードサンルーフ追加のほか、前後バンパー、フロントグリル、リヤロアガーニッシュのデザインが新しくなった。このデザイン変更によって、ハッチバックがもつスポーティーなシルエットがさらに磨き上げられている。
また、ハッチバックに設定されているマニュアル車のシフトノブも形状が変更され、さらに小気味よく決まるシフトチェンジができるよう、ショートストローク化も同時に行われた。
今回のマイナーチェンジに合わせ、ホンダはシビック全タイプに、先進の安全運転支援システム『HONDA SENSING(ホンダ・センシング)』を標準装備。ホンダ・センシングには、歩行者事故低減ステアリングと先行車発進お知らせ機能が新たに追加されている。
それぞれのタイプの車両本体価格は、シビック・セダンが276万1000円(税込)、ハッチバックはCVT、6MT車ともに294万8000円となっており、いずれも1月23日から発売される。
このモデルチェンジにあわせて、シビックの高性能モデルである“タイプR”にも改良が加えられているが、これに関する情報はシビック・タイプR公式ホームページ(https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/new/?from=newslink_text)で順次公開される予定だ。
■S660のモデルチェンジコンセプトは“デザインの深化”
同じくホンダは東京オートサロン2020で、マイナーモデルチェンジされた2シーター・オープンスポーツ『S660』を披露し、1月10日より販売を開始した。
2015年から発売されているS660は、1996年に販売が終了した、同社の『ビート』以来となる軽自動車規格のオープン2シータースポーツカーだ。
今回のモデルチェンジでは“デザインの深化”がキーコンセプトに置かれ、今までは黒色だったフロントピラーが、ボディカラーと同色となったほか、フロントグリルのデザイン変更、リヤコンビネーションランプ/インナーレンズはクリアレンズに変更された。
インテリアでは、シートヒーターの追加装備に加えて、ステアリングホイールとシフトノブ表革にアルカンターラを採用し、上質感とスポーティーさを両立させている。
また、コンプリートカーブランド『Modulo X』シリーズの『S660 Modulo X(S660・モデューロ・エックス)』もマイナーモデルチェンジされ、1月31日に発売される。
新型S660の価格は、203万1700円~231万1000円(税込)、モデューロXモデルは304万2600円(税込)だ。
マイナーチェンジを受けたホンダ・シビック、S660の詳細は各モデルのホンダ公式ホームページまで。
・シビック・セダン(https://www.honda.co.jp/CIVICSEDAN/)
・シビック・ハッチバック(https://www.honda.co.jp/CIVICHATCHBACK/)
・S660(https://www.honda.co.jp/S660/)