新春対談 ICTを使って楽しく快適な射水市へ(その2)

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■射水市の取組み
木村:射水市では、市公式Vチューバ―「いみず雫」が誕生しました。(「いみず雫」の紹介動画)このキャラクターの発案からデザイン開発まで一連の制作をされたのが稲垣さんです。県内初のVチューバ―ということで大変注目が集まっていますね。

稲垣:新聞各紙に取り上げていただきました。こんなに広まって少し心配ですが、ぜひ継続していただきたいと思います。

木村:どのような思いでキャラクターをデザインされましたか。
稲垣:私は、生まれは高岡ですが、ずっと射水で育ちました。射水市にマッチした元気で可愛い女の子がPRしてくれれば嬉しいです。

木村:堺谷さん、動画を見てどうですか。

堺谷:思った以上に本格的でびっくりしました。

稲垣:有名なVチューバ―は、大掛かりなシステムを使ったりしています。しかし、それだとお金が掛かりすぎるので、気軽に運用できるように、安定性の高い最新の機材を提供させていただきました。

木村:夏野市長、いかがですか。

市長:射水のいいところを元気にPRするキャラクターを、新しい射水のイメージとして活用していきたいと思います。

木村:第1回目は市長も出演されていますね。

市長:そうですね(笑)

木村:さて、堺谷さん、ここ数年でeスポーツに対する注目が大きくなっていますが、そもそもeスポーツとはどのようなものですか。

堺谷:主に対戦型のゲームがeスポーツと定義されます。例えば、ストリートファイターのような格闘ゲームです。今までのゲーム大会と違うところはエンターテイメント性がとても高く、選手にもスポットライトを当て観客に対戦を見ていただいたり、高額な賞金があるところです。

木村:射水市での認知度はいかがですか。

堺谷:富山県内で初めて「富山ゲーマーズデー」というイベントを開催した時は、射水市の大門総合会館が会場でした。当時は、まだeスポーツという言葉もでるかどうかという状況でしたが、県外の方も多数来られ、120人ぐらいの方が会場に集まりました。最近は富山県立大学や浦山学園富山情報ビジネス専門学校でもeスポーツの大会を行うなど動きが活発になってきました。

木村:学生とはどのような活動をしていますか。

堺谷:富山大学と連携して、「eスポーツをまちの中に浸透させるには」というテーマで学生と一緒に動いています。また、富山県立大学の研究室と連携し、eスポーツ科学の研究をしようと動いています。

木村:山口さんはプログラミングについて様々な取組みをしておられるそうですね。

山口:これから未来を創っていく子どもたちを対象に、モノづくりやゲームづくりをどう進めるのか、その基礎となるプログラミングの考え方を、色々な形で試しながら教えています。

木村:来年度からプログラミング教育が小学校で必修化されます。今日は実際に授業で使われるアプリを使用して、プログラミングを体験していただきます。

(市長が実際に体験中)

木村:子どもたちにとっては、勉強の一環というよりも、遊びの延長線上でプログラミングを自然に学べるというものなんでしょうね。

山口:楽しく続けてもらうことが一番です。いきなり難しいことをやるのではなく、なるべく生徒が楽しめる教材を選んで行っています。

稲垣:キャラクターを学校教育の場にも使うことができれば、おもしろいかもしれませんね。

山口:すごくいいですね。僕の言うことは聞かなくても、キャラクターの言うことなら聞くかもしれません(笑)

木村:夢が広がりますね。夏野市長、実際に体験されていかがでしたか。

市長:子どもたちが遊び感覚で、プログラミング的思考を身に付けていくということですよね。実は、私の次男がテレビで同じようなものを見ていたんです。このように自分で体験してみると、楽しみながら実験ができ、さらに学びを深めていけるところが良いなと思いました。新年度からプログラミング教育が必修化されますが、子どもたちが自分たちで試しながら理解を深めていくことができる環境を整えていきたいですね。

■私たちの生活とICT
木村:山口さん、ICT技術の進歩に伴い、誰もがスマートフォンやタブレットなど情報通信機器を持ち歩く時代となりました。

山口:我々にとっては、便利になったなという感覚ですが、子どもたちからすると、当たり前にあるものであり、自然に使えていると思います。大人は、いけないことをしっかりと教え、あとは自由に伸ばすお手伝いをしてあげられればと思います。

木村:近年、インターネットの普及やICT技術が発展したことで、地方に本社をもつ企業が増えています。稲垣さんは現在、東京都内でスタジオを設立しご活躍でいらっしゃいますが、働き方の変化は感じられますか。

稲垣:これまでは一か所に多くの人が集まって絵を描かなければいけませんでした。今は、アイパッドや液晶タブレットさえあれば、どこにいても作業ができ、さらに、描いた絵をインターネット上にアップロードすれば、それらを一つの映像にできる制作体制が組めるようになりました。射水市でも5Gなどのインターネット環境が整えば、どこからでも中継して集約できる体制が作れます。そういった組織体制や会社を、生まれ育った射水市でもできないかなと考えています。

木村:今年度、茨城ゆめ国体で初めてeスポーツが競技として登場するなど、ますます関心が高まっています。新しい文化としてのeスポーツによる地方創生の可能性があるとも言われていますが、堺谷さんはどのようにお考えですか。

堺谷:富山県は他の地方と比較しても早い段階で動いています。私自身いろいろ活動している中で、実際に地方創生や地域活性化につながる可能性を感じています。
ゲームでは10代から20代の若い方がメインターゲットになりますが、地方では若者向けのイベントやコンテンツが少ない現状があります。私自身、高校卒業と同時に県外に出たのは都会に対しての憧れがあったからです。富山に帰ってきて思うのは、富山にはよく見れば魅力がたくさんあるのに、なかなか気付けないということです。ですので、ただゲームをするだけではなく、富山らしさを加えたイベントを行うことを心がけています。県外の方だけでなく現在富山に住んでいる方、石川や福井といった近隣に住んでいる方にも、地元の富山の魅力を知ってもらうことで、地域活動や外から人を呼び込むきっかけになります。こういった流れが地域活性化や地方創生につながると思います。

市長:電子機器、通信機器が発展している中で、これをうまく活用して市のより良いサービスや活性化に生かしていかなければいけませんね。