ファイアフライ、小型ロケット「アルファ」を4月に打ち上げへ

ファイアフライ・エアロスペースは、「アルファ」ロケットの初打ち上げを4月に予定しています。

ファイアフライは全長29メートルの2段式ロケットで、地球低軌道へと1トンの打ち上げ能力を持ちます。本体には複合素材が採用され、燃料には液体酸素とケロシンを利用します。

アルファの最初の打ち上げは、ベンチマーク・スペース・システムズとアストログラム、そして身元を明かしていない別の顧客からの衛星が含まれます。さらに6月には第2ミッションを、そして今回には第3のミッションを予定しています。

もともとは2019年12月の打ち上げが予定されていたアルファですが、飛行中断システムの開発などを原因にその打ち上げを延期していました。

アルファの初めての打ち上げは、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地から実施されます。またファイアフライは、NASAによる商業月輸送サービスにも参加しています。

Image: ファイアフライ
Source: Space.com
文/塚本直樹

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