令和二年新春対談(1)

©株式会社VOTE FOR

松倉 久幸(まつくら ひさゆき)氏
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会顧問・東洋興業(株)会長
平成30年から芸楽祭実行委員会顧問を務め、その開催に尽力している。
浅草演芸ホール・東洋館を率いる。

区長 服部 征夫

堀口 茉純(ほりぐち ますみ)さん
歴史作家・タレント
「江戸に詳しすぎるタレント=お江戸ル」として、テレビやラジオなどに多数出演している。
また、各方面に江戸の魅力を発信し、執筆や講演活動にも取り組んでいる。

■昨年を振り返って
堀口:あけましておめでとうございます。

区長・松倉:あけましておめでとうございます。

堀口:令和に時代が変わって初の新春対談を始めさせていただきます。本年の対談は、浅草にあります「浅草演芸ホール・東洋館」を率いる東洋興業(株)会長の松倉久幸様です。よろしくお願いいたします。まずは、服部区長と松倉会長のお二人に、昨年一年を振り返っていただきたいと思います。服部区長、昨年はどのような一年でしたか?

区長:昨年は、「令和」という新しい時代を迎え、本区でも、3月には、区政運営の長期的指針である「長期総合計画」を策定し、区の将来像「世界に輝くひと まち たいとう」の実現に向け新たな一歩を踏み出しました。5月には、上野動物園のパンダ「シャンシャン」の中国返還時期が、本年12月まで延長するという嬉しいニュースもありました。7月には、安全安心の確保に向け、都内の自治体として初めて、宿泊施設事業者団体と「安全安心に関するパートナーシップ協定」を締結しました。11月には、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の強化を図るため、花川戸に浅草保健相談センターを新設しました。そして何よりも、8月には、松倉会長に実行委員会の顧問を務めていただいている「江戸まち たいとう芸楽祭」を一昨年に引き続き盛大に開催できました。上野公園でのオープニングイベントでは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の野外上映やトークショーなどに、総勢約7千800人の方々にお集まりいただくなど、大変な盛り上がりを見せました。これも、松倉会長のご尽力の賜物と、本当に感謝をしております。

堀口:松倉会長にとってはどのような一年でしたか?

松倉:服部区長が一生懸命「江戸まち たいとう芸楽祭」に力を注いでいただき、それに区民や出演者が応えたということで、素晴らしい一年でした。ぜひ、これからもこのような催しを続けていただきたいです。

■「江戸まち たいとう芸楽祭」について
堀口:今お話がありました「江戸まち たいとう芸楽祭」は、台東区において古くから継承されてきた多彩な芸能・芸術文化を楽しんでいただく事業ですよね。松倉会長は顧問に就任されたとき、どのようなお気持ちでしたか?

松倉:東洋館で修業を積んだビートたけしが名誉顧問を務めるということで、服部区長の期待に応えたいと思い、引き受けました。

区長:ありがとうございます。昨年10月に開催した、ビートたけしさんのトークショーをはじめ、子供向けの映画のワークショップや浅草オペラなどのプログラムに多くの方にご参加いただくなど、大盛況のうちに「夏の陣」は終了しました。今月から始まる「冬の陣」では、昨年に引き続き、ビートたけしさんが認めた若手芸人のグランプリを決める「ビートたけし杯 お笑い日本一」を、1月27日(月)に東洋館で開催するほか、多彩なイベントを区内各地で行う予定です。是非皆様に足を運んでいただきたいと思います。

堀口:会長、ビートたけしさんについて、なにか思い出に残っていることはありますか?

松倉:ビートたけしは浅草で修業を積んだ男ですので、浅草に帰ってきて、台東区で仕事ができることを大変喜んでいました。彼は、浅草で芸を磨いて世に出ていこうという気持ちを持っていましたので、浅草には特に思い入れが深いんじゃないかと思います。浅草でなかったら、あれだけ芸の幅が広がっていかなかったのではないかと思っています。

区長:本日司会をしていただいている堀口さんは、「江戸に詳しすぎるアイドル」として活躍されていますね。テレビ活動のほか、日本舞踊や殺陣など多様な芸能・文化に携わっている堀口さんから見て、この芸楽祭はどのように映りますか?

堀口:私は、浅草は「芸能の聖地」だと思っています。また、歴史的にもさまざまな文化・芸能が集まっている場所ですので、地元のお客さんの目が大変肥えており、舞台に上がると盛り上げてくださる素晴らしい場所だという印象があります。それも、芸能を私たち庶民にも楽しめる文化として盛り上げていく気風が台東区にあるからだと感じており、この芸楽祭も、台東区でしかできない試みだと注目させていただいております。

区長:ありがとうございます。