「コースカ ベイサイド」4月開業 横須賀・汐入駅前の大型商業施設

4月にオープンする「コースカベイサイドストアーズ」=横須賀市本町2丁目

 横須賀市の京急線汐入駅前で改装工事中だった大型商業施設が4月24日、リニューアルオープンすると、運営する事業者が14日までに発表した。スーパーマーケットや映画館、ボウリング場など約100店舗が入居する予定。県内初進出となる都市型アスレチック施設もお目見えする。

 新たな商業施設「CoaskaBaysideStores(コースカベイサイドストアーズ)」は、同市本町2丁目の国道16号沿いにあり、昨年3月までは「ショッパーズプラザ横須賀」として営業していた建物を大規模改装した。地上6階建て、敷地面積4万550平方メートル、延べ床面積12万624平方メートル。名称のコースカは、「海岸」を表す英語「coast(コースト)」と横須賀を掛け合わせた。運営は、外資系不動産投資会社が設立した土地建物の賃貸運営を目的とした特別目的会社「横須賀モール・リーシング合同会社」(東京都港区)が行う。

 2~4階はスーパーマーケット「イオンスタイル横須賀」やインテリア「ニトリ」などが入り、ファッションや化粧品、医薬品などがそろうショッピングエリアで、フードコートも併設される。4階には映画館「横須賀HUMAXシネマズ」とカフェ併設の書店も入る。

 5階はトランポリンやクライミングウォールなどを体験できるアスレチック施設「TONDEMI(トンデミ)」、6階には「ボウリング王国スポルト」などが決定している。

 海岸沿いの立地を生かして、海を眺めながら食事を楽しめるレストランやカフェ、米海軍と海上自衛隊の艦船を見る観光クルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」の受け付けや乗船場も設けられる。

 横須賀本港に隣接する同施設は1991年、造船所などの跡地に「ショッパーズプラザ」として開業。ダイエーを中核テナントに市内最大級の商業施設として、市民に親しまれてきた。2016年にイオンが入居したが、昨年3月閉店。約1年かけてリニューアルしていた。

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