カンヌ映画祭の審査委員長にスパイク・リー監督

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今年のカンヌ審査委員長に決定したスパイク・リー監督 - (C) Nicola Goode

 映画『マルコムX』『ドゥ・ザ・ライト・シング』などで知られる映画監督のスパイク・リーが、フランス・カンヌで5月12日から23日にかけて開催される、第73回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査委員長に決定した。14日、映画祭の公式サイトを通じて発表された。

主演はデンゼル・ワシントンの息子!『ブラック・クランズマン』予告編

 黒人監督として常に人種の問題に鋭く切り込んできたリー監督は、『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』(1985)から7作品をカンヌに出品。白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査した黒人刑事の実話をベースにした『ブラック・クランズマン』(2018)は、第71回映画祭でグランプリを受賞している。

 就任にあたってリー監督は、カンヌ映画祭が自身のキャリアに与えた多大な影響を振り返ると共に、審査委員長就任の連絡を受けた時には「ショックと共に幸福、驚愕、誇り、それらの感情が一度に押し寄せた」と声明で告白。同映画祭では2003年にモーリタニアのアブデラマン・シサコ監督が審査委員長を務めているが、自身がアフリカ系アメリカ人として初めて審査委員長に選ばれたことを明かし「誇りに思う」としている。

 『ブラック・クランズマン』を出品した第71回の公式会見では、ドナルド・トランプ米大統領やアメリカを含む世界情勢について放送禁止用語を連発して批判するなど、過激な発言も話題になったリー監督。審査委員長としての発言も注目を浴びることになりそうだ。(編集部・入倉功一)