〝高校牛児〟夢の舞台へ 南稜高生、和牛甲子園に2頭出品

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「和牛甲子園」に出品する牛2頭と南稜高総合農業科の生徒たち=あさぎり町

 熊本県あさぎり町の南稜高総合農業科の生徒たちは、16日に東京で開幕する第3回和牛甲子園に、肥育した黒毛和種2頭を出品する。県内高校が参加するのは初めて。高校球児ならぬ“高校牛児”たちが愛情込めて育てた牛が14日、同校を出発した。

 大会は、高校生の意欲と技術向上などを目的に全国農業協同組合連合会(JA全農)が主催し、今回は全国の30校が参加する。出品された牛は解体した上で肉質を評価。生徒たちが発表する肥育に関する取り組み内容も審査する。

 同校が出品する牛は生後9カ月で仕入れ、20カ月間にわたって生徒たちが育ててきた。この日は生徒約30人が別れを惜しむように牛をブラッシングし、体重測定などをした。トラックに積み込む最後の別れでは、涙ぐむ生徒の姿もあった。

 大会には代表生徒4人が参加する。2年の久保山優樹さんは「病気への対応が大変だったが、順調に育ってくれた。肥育に協力してくれた人たちに感謝しながら発表したい」と話していた。(園田琢磨)