欧米BL小説の翻訳専門レーベル、「モノクローム・ロマンス文庫」が初のライブラリー&イラスト展を開催!

株式会社新書館は、 欧米BL小説の翻訳専門レーベル「モノクローム・ロマンス文庫」立ち上げ7周年&30冊目の刊行を記念し、 2020年1月11日から「モノクローム・ロマンス文庫 ライブラリー&イラスト展」を開催する。

フジテレビ・ノイタミナ枠で初のBLアニメ『ギヴン』が放送されるなど、 すっかり市民権を得た印象のBLだが、 その人気は日本国内にとどまらない。欧米版BLとも呼べる、 M/M小説をご存知だろうか。

M/M小説(えむ/えむしょうせつ)とは、 主に欧米で展開される男性同士の恋愛をテーマとした小説のこと。 「M」は男性を意味する英単語「Male」の略、 「/」(スラッシュ)はこの場合、 日本BLにおける「×」の役割をイメージするとわかりやすいかもしれない。(注:ただし「×」と異なり、 「/」の“左右”は“受・攻”を明確にするものではない。 「A/B」は「Aが攻・Bが受」ではなく「AとBの関係性」の意)

M/M小説には、

1. それまでのゲイ小説に比べ、 女性の書き手が多いこと

2. ネットなどでの二次創作→オリジナルという流れをたどってきた作家が多いこと

など、 日本のBL文化と深い共通点がある。

「女性が(主に)女性のために書く」エロティックロマンス。 ニッチな市場だったジャンルは08年ごろから大きく成長し、 今ではペンギン・グループなどの海外大手出版社も参入するような規模になった。M/M小説の作者には、 現実のLGBT問題に寄り添ったスタンスをとる書き手が多く、 エンターテイメントである一方で、 ゲイ差別やAIDSの認識など、 社会問題について真っ向から取り組んだ作品も見られる。日本の萌えと予想以上の共通点もあれば、 「そうくるか!」と驚かされることもある、 海外育ちの萌えが詰まったジャンル。それがM/M小説だ。

モノクローム・ロマンス文庫とは、 2013年に株式会社新書館が立ち上げたM/M小説の翻訳専門レーベル。 FBI捜査官と大学教授、 行動分析官、 海軍特殊部隊など、 海外ドラマを彷彿とさせるユニークな職種の登場人物が活躍する作品や、 英国王子とニュース記者、 ホームズとワトソン、 人狼たちといった、 魅力的で多岐にわたる関係性をえがいた作品など、 あまた存在するM/M小説の中でも選りすぐりのものを翻訳出版している。さらに特筆すべきは、 大人の男たちを魅力的に描く日本のマンガ家・イラストレーターと、 良質なM/M小説をカップリングして、 より小説の世界を掘り下げていること。 原作の世界観をみごとに表現したビジュアルで、 BL読者のみならず、 日本の海外小説ファンにも高い評価を得ている。

2020年は、 レーベル立ち上げから7年目。 1月10日には記念すべき30冊目のモノクローム・ロマンス文庫『フェア・チャンス』(著:ジョシュ・ラニヨン、 イラスト:草間さかえ)が発売予定。 FBI特別捜査官のタッカーと、 元同僚の大学教授エリオットをめぐる人気M/Mミステリ・「All's Fair」シリーズの完結篇。

レーベル立ち上げから7周年、 そして30冊目の刊行。 モノクローム・ロマンス文庫にとって節目となるこの2020年1月に、 初のライブラリー&イラスト展が開催される。コーヒーショップを併設するギャラリーを会場に、 日本の人気イラストレーターが手がける文庫の表紙・挿画イラストの展示や、 既刊・オリジナルグッズの販売、 原著ペーパーバック・関連書籍の展示など、 充実した内容でお迎えします。 ぜひ手にとって、 お気に入りの一冊を見つけよう。

来場者特典&公式グッズ情報

「モノクローム・ロマンス文庫 ライブラリー&イラスト展」ご来場の方には、 会場限定のしおりをプレゼント。 イラストはモノクローム・ロマンス文庫のイラストレーターとしても活躍する門野葉一(かどの・よういち)さんの描き下ろし。 会場では、 モノクローム・ロマンス文庫初の公式グッズとなる「モノクローム・ロマンス文庫 トートバッグ」(本体価格:1,500円)を販売。肩にかけられる長めの持ち手、 サイズはマチ有りW360×H370×D110mm(船底)。 A4サイズのファイルやノートが楽に入る。 しっかりとした生成りのキャンバス地に、 こちらも門野葉一さんが描き下ろしたシックなイラストが映える、 使いやすい大きさのトートバッグ。

さらに、 2020年1月10日には、 モノクローム・ロマンス文庫の公式BOOTHショップがオープン。公式トートバッグを通販でも購入できる。 こちらは期間限定2020年1月10日~1月27日11:59までの受注生産となるのでお見逃しなく。

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