「成人式を爆破」熊本市に脅迫電話 不審物なく予定通り開催

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熊本市成人式の会場周辺を警戒する警察犬と警察官=13日午前9時20分ごろ、同市中央区の大型商業施設「サクラマチ クマモト」前(小野宏明)

 熊本市の成人式の前日、「成人式を爆破する」との脅迫電話が市にあったことが14日、分かった。会場で不審物は確認されず、市は予定通り式を開いた。近く、偽計業務妨害の疑いで県警に被害を届け出る。

 市によると、脅迫電話は12日午後6時すぎ、24時間対応する市児童相談所の相談電話に公衆電話からかかった。男の声で、すぐに切れたという。

 市職員と県警の捜査員、指定管理者の職員らは13日午前0時すぎまで、会場の熊本城ホール(中央区桜町)で不審物を捜索。13日午前11時からの式では、運営に当たる市職員を増やし、出席者らの所持品を検査した。

 市は脅迫電話があったことを公表しなかった。市生涯学習課は「混乱を避けるため」と理由を説明。大西一史市長は「騒げば騒ぐほど(脅迫した側が)喜び、かえってよくない。模倣犯につながる恐れもあった」と話した。(高橋俊啓、久保田尚之)