警察庁長官に松本光弘氏起用 元福島県警本部長、震災時に指揮

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 警察庁の栗生俊一長官(61)が勇退し、新長官に元福島県警本部長の松本光弘警察庁次長(58)を起用する人事が14日の閣議で了承された。発令は17日付。

 松本氏は神奈川県出身。1983(昭和58)年に警察庁に入庁。2009年10月から12年4月まで福島県警本部長を務め、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故では警戒区域の行方不明者捜索や被災者の救出救助、避難誘導などを指揮した。また、県内警察署を28署から22署7分庁舎に再編。外事課、捜査3課、総合運用指令課、災害対策課を新設した。

 警備局長、官房長などを歴任し、18年9月から次長。公安畑での勤務が長く国際テロ対策に通じ、就任後は夏に迫った東京五輪・パラリンピックの警備や高齢運転者の事故対策が課題となる。

 捜査2課長に堀井氏 福島県警人事、山田氏は警察庁復帰

 県警は14日、捜査2課長に警察庁刑事局犯罪鑑識官付の堀井孝史警視(44)が就く人事を発表した。発令は17日付。山田樹捜査2課長(32)=警視=は警察庁長官官房人事課付に転出する。

 堀井氏は北海道出身。専修大法学部卒。1998(平成10)年に警視庁に採用され、2010年から警察庁。警察庁長官官房国際課係長、警察庁刑事局捜査1課係長などを歴任した。

 山田氏は18年8月に警察庁生活安全局保安課長補佐・捜査2課付から着任。約9億円に上る東京電力福島第1原発事故による営業損害の賠償金詐欺事件をはじめ、復興関連の補助金詐欺事件や、なりすまし詐欺事件の摘発に尽力。知事選や参院選、県議選の違反取り締まりを指揮した。