V長崎 価値あるゴール量産を FW 吉岡雅和

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コンスタントに活躍できる選手を目指すFW吉岡=諫早市サッカー場

 背番号が昨季までの「16」から「7」に変わった。「16」は父、一郎さんの名前にちなんだ数字で愛着もあったが、FW吉岡はプロ生活4年目の今季、勝負の年と位置づけて新しいユニホームに袖を通した。
 「正直、すごく悩んだ。でも、素晴らしい番号をつけられるチャンスが目の前にあった。より責任も出していかないといけない」
 南島原市出身。長崎総合科学大付高、駒大を卒業後の2017年、地元クラブに入った。身長163センチと小柄ながら、ルーキーイヤーは豊富な運動量と裏へ抜ける瞬発力を生かして活躍。攻撃にアクセントを加え、19試合で2得点してJ1昇格に貢献した。だが、翌年は振るわず、シーズン途中で期限付き移籍したJ3富山でも、けがでシーズンを棒に振った。
 3年目の昨季は「チームメートの中で1番下」からスタートを切ると、その中で腐らずに結果を出してきた。献身的な守備、スピード感のある突破、仲間と連係を取った崩し。ルヴァン杯で得点ランキング3位タイとなる4ゴールを決めた。天皇杯準決勝では、J1鹿島の守備陣を引きつけ、決定機を演出。相手に脅威を与えるアタッカーに成長した。
 それでも「もっとリーグ戦で得点を取りたかった」と納得はしていない。反省点に挙げたのはメンタル面で「調子がいいときは良かったけど、悪いときは全然だめ。浮き沈みがあった」。今季はコンスタントに、いいプレーを続けられることを目指している。
 もう一つ、早めに達成したい目標がある。昨季、リーグ戦で記録した4ゴールはすべてアウェー。「ホームで得点したら、もっと盛り上がる。見に来た人にもう一度来たいなと思えるような試合をやりたい」。そのために体幹をしっかり鍛え、いい状態でキャンプインできた。今季の背番号「7」は価値あるゴールを量産する。