長崎県高校新人大会 4競技展望

今月の全日本バレーボール高校選手権男子で8強入りに貢献した大村工のMB金子=東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ

 長崎県高校新人大会のラグビーとサッカーは18日、バレーボールとバスケットボールは25日、県内各地で開幕する。ラグビーは九州大会から全国選抜大会、サッカー、バレーボール、バスケットボールは九州大会の予選となる。

 ▽バレーボール(25~27日・島原復興アリーナほか)

 男子35、女子50チームが出場。上位各4校が九州大会に進む。男子は今月上旬の全日本高校選手権8強の原動力になった選手が多く残る大村工を中心としたV争いになりそうだ。昨年優勝の長崎南山のほか、佐世保南、鎮西学院、長崎総合科学大付なども上位を狙う。女子は同選手権を経験した九州文化学園が一歩リードか。創成館、純心女、聖和女学院、清峰、長崎日大、鎮西学院、向陽などが続く。

 ▽バスケットボール(25~27日・佐世保市東部スポーツ広場体育館ほか)

 男子47、女子45校が出場。上位各4校が全九州春季選手権に進む。男子の優勝争いはV2が懸かる長崎西をはじめ、好選手がそろう佐世保工、長崎工、小柄ながらスキルが高い長崎東が中心か。大村なども力がある。女子は混戦模様。長崎地区1、2位の長崎西、長崎商、大会3連覇を狙う長崎女のほか、佐世保南、鎮西学院、西海学園、純心女、佐世保東翔、瓊浦などによる激しい上位争いが予想される。

 ▽ラグビー(18、19、25、26日・県営放虎原ラグビー場ほか)

 15人制に12、10人制に10校(合同チーム含む)が出場。15人制は今冬の全国大会(花園)出場メンバーが多数残った長崎北陽台が第1シード、長崎地区大会を制した長崎北が第2シードに入った。長崎地区2位の長崎南山、中地区1位の島原工、長崎地区3位の海星なども含め、優勝争いは混戦が予想される。15人制の上位2校、10人制の上位3校は九州大会に進む。

 ▽サッカー(18、19、25、26日・長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場ほか)

 男子は24チームが出場。年末年始の全国高校選手権に出場した長崎総合科学大付、新たにプリンスリーグ九州への参戦を決めた国見の2校が優勝争いの中心か。長総大付はFW岩永ら昨季の主力が多数残っており、国見も大型ストライカー中島ら好選手を擁する。県高総体2連覇中の長崎日大のほか、創成館、長崎南山、島原商、鎮西学院なども上位に絡める力を備えている。
 4チームで競う女子は鎮西学院がV9に向けて視界良好。海星、島原商、長崎玉成・佐世保実は接戦に勝機を見いだしたい。

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