長正さんスイス訪問『福島復興』伝える 冬季ユース五輪誘導係

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観客の誘導係としてボランティアに参加した長正さん=13日、スイス・ローザンヌ

 東日本大震災で被災した本県、岩手、宮城3県の中高生6人は13日、スイスのローザンヌで開催している冬季ユース五輪会場で大会ボランティアに参加、観客の誘導などを取り組んだ。

 6人は東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「サポート・アワー・キッズ」の復興アンバサダーとしてスイスを訪問している。ユース五輪は原則15~18歳を対象とした大会で、6人はフィギュアスケート女子シングルの入場ゲートや観客席に立ち、誘導係を体験した。

 観客席の誘導係として参加した福島南高1年の長正明日翔(ながしょうあすか)さんは「同じ世代がスポーツで活躍する姿に刺激を受けて今回のプログラム参加した。スイスのボランティアの人とも積極的にコミュニケーションを取り、福島の復興が進んでいることが伝えたい」と話した。

 6人は9日、ローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部でバッハ会長と面会し、スポーツを通じた復興について意見交換した。復興アンバサダーとして本県からは長正さんのほか、磐城高2年の吉田柚葉さん、緑川珠輝さん、福島大付中2年の黒沢大翔さんが参加している。

 同プロジェクトは、「復興のリーダー育成」などを目的に2011(平成23)年6月に発足。在日スイス大使館など世界10カ国の大使館や外務省と連携し、海外ホームステイを通じた育成活動を実施。これまで400人を超える中高生らが海外で活動している。