カージナルスが外野手を補充 マーリンズからディーン獲得

日本時間1月15日、カージナルスはマーリンズとのトレードを成立させ、マイナーリーガーのディオウィル・バーゴスとの交換でオースティン・ディーンを獲得したことを発表した。先日のレイズとのトレードで右打ちの外野手を2人(ホゼ・マルティネスとランディ・アロザレーナ)を放出したカージナルスは、同じ右打ちの外野手であるディーンを獲得することで戦力の「補充」に成功した。

現在26歳のディーンは、2018年にAA級とAAA級の2階級合計で109試合に出場して打率.345、12本塁打、68打点、OPS.922の好成績を残し、マーリンズのマイナー最優秀選手に選出。同年8月にメジャーデビューを果たし、メジャーでは34試合に出場して打率.221、4本塁打、14打点、OPS.642をマークした。昨季はメジャーでの64試合で打率.225、6本塁打、21打点、OPS.665に終わったものの、AAA級では73試合で打率.337、18本塁打、57打点、OPS1.036と前年を上回る大活躍を披露。メジャー定着にあと一歩のところまで来ている選手である。

今季のカージナルスは、現時点ではハリソン・ベイダーがセンター、デクスター・ファウラーがライトのレギュラーを務める予定であり、ディーンはレーン・トーマス、タイラー・オニール、ジャスティン・ウィリアムス、有望株のディラン・カールソンらとともにレフトのレギュラー争いに加わることになる。内外野を守れるトミー・エドマンもおり、対右腕時にマット・カーペンターが三塁、エドマンがレフト、対左腕時にエドマンが三塁、オニールがレフトに入る布陣を予想するメディアもある。

一方、マーリンズへ移籍するバーゴスはドミニカ共和国出身の18歳の外野手で、2017年9月にカージナルスと契約。昨季はルーキー級で58試合に出場して打率.316、11本塁打、50打点、OPS.999という成績を残している。

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