カミナリ「所さんお届けモノです!」インタビュー 2人が明かす街ブラロケの課題と反省点「所さんに甘えるんじゃなくて、毎回挑戦する気持ちで」

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カミナリ「所さんお届けモノです!」インタビュー 2人が明かす街ブラロケの課題と反省点「所さんに甘えるんじゃなくて、毎回挑戦する気持ちで」

1月19日放送の「所さんお届けモノです!」(TBS系=MBS制作)で、スタジオで待つ所ジョージさんに届ける「お届けモノ」を探すため、東京・自由が丘の“意外な専門店”をめぐるロケを行なったお笑いコンビ・カミナリ。今回はレトルト食品の専門店「にしきや」、パンとコーヒーの専門店「なんとかプレッソ」、ボタンの専門店「&STRIPE」、古書を扱う「西村文生堂」、フィルムカメラの専門店「ポパイカメラ」を訪れ、個性的な「お届けモノ」を手に入れることができたようです。ここでは、そんなロケを終えたばかりのカミナリの竹内まなぶさん、石田たくみさんのインタビューをお届けします。

■街で見つけたものを「共有したくなる」こともロケの魅力

──早速ですが、本日のロケを終えての感想はいかがですか?

たくみ「今日も楽しかったよねぇ」

まなぶ「楽しかった! このロケ、毎回食べ物屋さんが全部おいしいんですよ。今日も『にしきや』さんで試食でいただいたレトルトカレーがおいしすぎて。結構あるパターンなんですけど、そこのお店の撮影が終わった後に、2人で個人的な買い物をしましたね」

たくみ「まなぶ、レトルトカレー何個買ったの?」

まなぶ「俺、6個」

たくみ「僕、12個買いました(笑)。ちょっと面白かったのが、まなぶが買ったカレーと僕が買ったカレーがほぼ一緒だったんです(笑)」

まなぶ「試食でいただいた『レモンクリームチキンカレー』と『ゴルゴンゾーラビーフカレー』がすっごいおいしくて!」

たくみ「自由が丘は、結構普段から来る街なんです。いつもは気付かない場所をロケ中に気付いたりして、違う楽しみ方があるんだなって。また家族で行くのが楽しみになりました」

──これまで、戸越銀座商店街、砂町銀座商店街、十条銀座商店街、深川江戸資料館通り商店街、谷中銀座商店街、吉祥寺、築地場外市場などで「お届けモノ」を探すロケをされてきましたが、印象的だった街や記憶に残っている「お届けモノ」を一つ挙げるとしたら、何を思い浮かべますか?

たくみ「結構届けましたからね~」

まなぶ「いろいろあるなー。食べ物だったら、保存食品屋さんのジャム(保存食専門店「HOZON」のごぼうとゆずのジャム「ゴボウトユズミソ」)!」

たくみ「若林(正恭)さんみたいな店員さんのいたお店?」

まなぶ「そうそう、深川(2019年8月18日放送)。サバにのせたらめちゃめちゃうまいジャムがあって、そのジャムがおいしすぎて! スタッフさんみんなに共有したくなっちゃって。ロケの後に個人的にみんなの分を買って、プレゼントしたくらい」

たくみ「あ~、したね~!」

まなぶ「いい人アピールとかじゃなくて、本当に共有したくて!」

たくみ「サバに合うジャムって不思議ですよね。それまで、サバっていうとみそ煮しか思いつかなかったんで。うまかったね~」

まなぶ「衝撃でした!」

たくみ「僕は砂町銀座商店街(19年6月30日放送)の手作りハンバーグ屋さん(「Kasshii」の生ハンバーグ)。焼く前の状態のハンバーグを置いてあるお店なんですけど、ロケ中に食べて、うますぎて! 買って帰って、家で焼いて食べました。子どもたちもすごく喜んでたし、やっぱりすごくおいしくて、家族みんな幸せになりましたね。ロケももちろん楽しかったんですけど、そのハンバーグのおかげで家庭も楽しくなったなっていう思い出があって、すごく印象に残ってます」

■「やっぱり街の人と触れ合う中で、何か生まれた時の笑いが一番好きですね」

──築地場外市場の回(19年12月1日放送)では、たくみさんが「まなぶがいねぇなぁ」と捜し始め、列になった外国人観光客が「マナブ、アッチイッタ」と繰り返し、列の最後にいたまなぶさんが「マナブ、アッチイッタ」とボケる、というオープニングで所さんが大喜びされていました。回を重ねるたびに、所さんのリアクションも大きくなっていますよね。

まなぶ・たくみ「うれしいですね~!!」

たくみ「このロケで一番時間をかけて相談するのがオープニングなんですよ。初回のロケで『初めて出る番組のロケだから、やっぱり1発目って大事だよな』って話し合って、『カミナリで~す』の部分のボケを始めたんです。そしたら所さんがものすごくそこを喜んでくれてるって聞いて、毎回毎回、そこが課題っていうか。宿題みたいな感じです」

まなぶ「毎回自分の中でハードルを上げて臨んでいますね。スタッフさんも含めて相談しているんです」

たくみ「何なら、スタッフさんから『オープニングどうします?』って言ってくるようになって(笑)」

──相談して、すぐ決まるのでしょうか? それとも難航しますか?

まなぶ

「決まる日もあるんですけど、なかなか決まらない日もあります」

たくみ

「内容がぶっとびすぎるとスタッフさんからNGが出ますね。これはボツになった僕が考えた案なんですけど、まなぶはずっと口閉じてて、僕が『カミナリのたくみで~す』って言って。僕が口を閉じている状態のまなぶとずっと会話をするっていうボケなんですけど、後からまなぶの声だけを録って、声をのせようと」

──腹話術みたいな感じですか…?

たくみ「腹話術っていうか、不思議なボケです(笑)。まなぶはずっとしゃべらないんですけど、声は後録りしてるから、会話は成立しているわけです。それで僕が最後に頭をたたいて『声、後録りしてんな!』ってツッコむっていう。そんな手間暇かけたボケを考えたんですけど、視聴者の方には伝わらないなって。後録りっていうのも、知らなくて当然じゃないですか。そんな行き過ぎたボケとかも考えちゃいますけど、でもやっぱり街の人と触れ合う中で、何か生まれた時の笑いが一番好きですね」

まなぶ「好きですね~」

たくみ「せっかく街ブラのロケなので」

──ロケを重ねていく中で難しいと感じたことや、『次からはこうしよう』と反省点を生かすようなことはありましたか?

たくみ「どーだろ?」

まなぶ「一つ、現場ではウケたけど…っていう話なんですけど、吉祥寺でおもちゃ屋さんに行った時に、シャボン玉を見つけたんです。そこで僕が子どもに戻って、シャボン玉にはしゃぐっていうボケをしたんですよ。その場ではウケたし、スタジオの収録でもその場面のVTRが流れて、スタジオのゲストだった麒麟の川島明さんも、後日別の現場でお会いした時に『まなぶ、あれめちゃめちゃ面白かったで』って言ってくださって」

たくみ「『シャボン玉でなんであんなに弾けたのかも分かんないし、意味分かんなすぎて面白かった』ってね」

まなぶ「それがうれしくて、次のロケの時にスタッフさんに『この前のシャボン玉の、川島さんが喜んでくれたんです』って言ったら『すいません、あれオンエア上は泣く泣くカットで…』って…。あんまり変すぎるボケはしない方がいいなと思いました。それが反省点です(笑)」

たくみ「現場とスタジオはウケたとしても、視聴者にその面白さが届くかどうかっていうのはね」

まなぶ「冷静に判断してもらいました。本当によかったです、流れなくて。本当にちょっとおかしくなってたんで(笑)」

たくみ「街中にシャボン玉が飛んでて、まなぶが『わ~! シャボン玉だ! わ~~~!』って言っただけなんですよ。その後、オチも何もなかったしね。ただ、面白かったよ。俺も『意味分かんねぇな!』としか言えなかったです(笑)。『なんでシャボン玉好きなの?』って振っても、『僕ね、シャボン玉大好きなんだ~!』としか答えないから…」

まなぶ「はい…(苦笑)。スタジオで所さんがものすごく笑ってくれてるって聞いて、すごくうれしいですし、所さんのことが大好きなので自信にもなるんですけど、半分『所さんが僕らに甘すぎるんじゃないか』っていうのは常に思っていて。謙虚に捉えておかないと、と」

たくみ「慢心を持たずね。向上心なくなっちゃうから。僕たちなりに、『これで所さんも笑ってくれるだろう』じゃなくて、さらなる俺たちを見せて、その上で所さんが笑ってくれたらいいなって。甘えるんじゃなくて、毎回挑戦する気持ちでロケをやっていますね」

■「ファッションも、内面も、感性も、所さんのすべてが好きなんです」

──冠番組「カミナリのチャリ旅!」(とちぎテレビほか)もシーズン3に突入、また新番組「今日からやる会議」(テレビ東京ほか)がスタートと、バラエティー番組でも大活躍のお二人ですが、2020年の目標を教えてください。

たくみ「本当にCSとか、BSとか、YouTubeとか、どんな番組でもいいんで『カミナリさんお届けモノです!』っていうのをやりたい! 僕らは今、所さんに届けている立場ですけど、2020年できることであればスピンオフとして…! 姉妹番組というか…」

まなぶ「深夜番組とかでもね、したいね~」

たくみ「どんな時間帯でも、短い枠でもいいんで『カミナリさんお届けモノです!』って、誰かからのお届けモノが僕たちに届く番組が夢ですね。所さん、本当に好きなんですよ。ファッションも、あと性格というか、内面もですし、感性も。所さんのすべてが好きなので、どうにかして所さんになりたいなっていうのが僕の目標です。まなぶは?」

まなぶ「僕はですね、この番組をよりもっと多くの方に見てもらうことが目標ですね(キリッと)」

たくみ「うん。何その素晴らしいコメント(笑)」

まなぶ「僕たちお笑い芸人なのでもちろんお笑いもやりますけど、ちゃんとお店の情報を引き出す力があるとか、総合的にできる芸人だと思ってもらえる番組だなと思っているので。とても僕らがよく映っている番組だなと」

たくみ「お店の情報50%、ボケ50%みたいなね」

まなぶ「お笑いだけやってて、何も情報が入ってこないようじゃ元も子もないんで。バランスよくロケができる芸人だなって思ってもらえたらいいなって。この番組を通して、僕らの評価も上がればいいなって思ってます(キリッと)」

たくみ「そういうふうに考えるなら、今後はシャボン玉で喜ぶようなボケはしないな?」

まなぶ「もうしない(笑)。そういえば、この前うちの事務所に所さんからプレゼントが届いたんですよ。所さんが僕らに『お届けモノ』をしてくれたんです」

たくみ「所さんが作ってる服をね。Tシャツと、コーチジャケットをいただいて」

まなぶ「いつも僕らが届けてるから、お返しって意味なのかな?」

──突然「お届けモノ」が届いたんですか?

たくみ「そうです! 初めてスタジオの収録に行った時に『よぉ~! 君たち!』って所さんが声をかけてくださって、所さんのところの半袖のシャツと、ハットをいただいたことがあったんです。結構お洋服をいただいていまして」

まなぶ「うれしいよね! 届けたものに対して、お返ししてくれるなんて!」

たくみ「その時スタジオに朝日奈央さんとWエンジンのえとう窓口さんもいらっしゃって、そのお二人にもプレゼントしてたんですよ。でも、アンガールズの田中(卓志)さんにはあげてなかったんです。だから本当に、いつも『お届けモノ』をしている人にお返しをされていたんだなと思って。田中さんはあくまでも“集荷係”なので。そういうことなのかなって」

まなぶ「かっこいい~」

たくみ「それか、田中さんのサイズがなかったか。背でけぇから(笑)」

丸一日歩き回ってのロケ終了直後にもかかわらず、「そのまま」のテンションで取材に応じてくださったカミナリのお二人。実は以前もインタビューをさせていただいたことがあり、約2年8カ月ぶりの取材となりました。前回「着実に前に進めているなと感じています。一日一日しっかり過ごしていきたい」とたくみさんが心境を語ってくださったのですが、その言葉通りどんどん勢いを増し、活躍の場を広げているのは一目瞭然。街の日常に溶け込み、飾らない姿勢でお店の人の声を聞き、気に入ったものは買って帰ったり、おみやげにしたりする。「謙虚さ」と「尊敬する気持ち」を大事にしていることがロケの随所から伝わってくるところが、所さんから愛される理由なのではないかと感じました。

▶︎ロケ密着リポートはこちら(https://www.tvguide.or.jp/column/cyokusoubin/20200116/01_cyokusoubin.html)

【プロフィール】


カミナリ
茨城県鉾田市(旧・鹿島郡旭村)出身の幼なじみ、竹内まなぶと石田たくみによるお笑いコンビ。2011年結成。16年、「M-1グランプリ」で初の決勝進出を果たし、2年連続で17年も決勝に進出。現在、「おはスタ」(テレビ東京系)、「カミナリのチャリ旅!シーズン3」(とちぎテレビほか)、「MUSIC BOMB」(Abema TV)などに出演中。1月18日から、レギュラー出演する「今日からやる会議」(テレビ東京ほか)がスタート。

【番組情報】


「所さんお届けモノです!」
TBS系
日曜 午後5:00~5:30

取材・文・撮影/宮下毬菜(TBS/MBS担当)