【コラム・天風録】事故をはねのけて

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 松の内も明けたが正月にふと気になったことがある。暖冬というのに外で遊ぶ子どもを見なかったのだ。<凧(たこ)揚げや羽根突き懐かし今スマホ>。そんな時事川柳が載ったのはもう3年前だから不思議はないか▲伝統の遊びが消えていくのは何とも寂しい。以前、本紙の山口版に載る「ふるさとのわらべ唄」に、地域ごとの羽根突き唄が紹介されていた。口ずさみ、数えながら羽根を突く子どもの姿は、まだ見られるのだろうか▲一方、「羽球(うきゅう)」とも呼ばれ、羽根を打ち合う競技で今、日本は強豪国という。バドミントンである。羽根のことをシャトルというそうだが、トップ選手が打ち込むと、初速は400キロを超すらしい。瞬発力が求められる激しいスポーツである▲世界ランキング1位の桃田賢斗選手がマレーシアで交通事故に遭って負傷した。痛々しい姿が報じられていたが、きのう帰国。しっかりした足取りに安心した。身体のダメージは少なくても精神面にも入念な手当てを▲羽子板は悪いものを羽根(はね)のける縁起物ともいう。不運に見舞われたが東京五輪ではライバルをはねのけ金メダルを。急がば回れ。まずは羽を伸ばすつもりでリハビリに励んでもらいたい。

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