熊本の農業産出額3406億円 5年連続で全国6位 

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 農林水産省は15日、2018年の全国の農業産出額を発表した。熊本県は前年比0・5%減の3406億円で2年連続の減少だったが、5年連続で全国6位をキープ。九州では全国2位の鹿児島、同5位の宮崎に続く3位だった。

 人手不足による運送費の上昇が続いた上、生産量の増加に伴い需給バランスが崩れたトマトなど野菜価格の低下が影響した。

 県や九州農政局によると、熊本では野菜や畜産、コメ、果実などをバランスよく生産しているため、野菜価格低下の影響が他地域より軽微で、減少幅は全国より小さかった。

 品目別ではトマトが438億円でトップ。2位は肉用牛で430億円。以下、コメ391億円、生乳265億円、豚194億円が続いた。

 産出額から農薬や肥料代、光熱費などの経費を引き、補助金を加えた熊本県の生産農業所得は7・6%増の1395億円。全国順位は前年の6位から5位に上がり、九州では前年と同じ2位だった。県は増加した要因として「省エネルギー型の農業機械導入といった生産コストの削減努力が反映されたのではないか」と話している。(山本文子)