巨大鬼火たき 「ホケンキョウ」 対馬・飼所地区

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「ホケンキョウ」の火柱を見上げ、新年の祈願をする住民=対馬市上県町飼所

 高さ約10メートルのやぐらを燃やす巨大な鬼火たき「ホケンキョウ」が12日早朝、対馬市上県町の飼所(かいどころ)地区の飼所川河川敷であり、住民ら約20人が立ち上る火柱を囲み、1年の無病息災などを祈った。
 上県町誌などによると、ホケンキョウは子どもたちだけで準備した正月行事。同地区では30年間ほど途絶えていたが、2015年に住民有志が復活させた。
 昨年末、大人も子どもも一緒になりヒノキの丸太で土台・心棒を築き、モウソウチクやヒノキの葉付きの枝で覆いやぐらを作った。
 12日午前7時、同地区の糸瀬明区長(66)がやぐらに火入れ。モウソウチクがはじける音に歓声が上がった。やぐらが燃え落ちた後に大人は正月飾りを投げ入れ、子どもらは、おき火で餅などをあぶった。
 準備から参加した丸島瑠姫(るき)さん(10)=市立仁田小4年=は「今年も元気で暮らせるようお願いしました」とほほ笑んだ。