同僚の更衣室盗撮、平塚市消防士長が停職 「仕事で緊張、ストレス発散に」

職員による盗撮を謝罪する平塚市消防本部幹部ら

 神奈川県平塚市は16日、庁舎内で盗撮をしたとして、市消防本部の男性消防士長(37)を停職6カ月の懲戒処分とした。消防士長は同日付で依願退職した。

 市消防本部によると、消防士長は昨年11月3日午前8時ごろ、消防庁舎内の女性用更衣室兼仮眠室に侵入。ハンガーに掛けてあった救急用作業着のポケットにスマートフォンを仕掛け盗撮したという。同8時半ごろ、当直勤務を終えた女性職員が発見し発覚した。

 消防士長は救急隊所属で、市の聞き取りに「仕事の緊張感からストレスがたまっていて発散する目的だった」と説明しているという。更衣室は通常施錠されており鍵は女性職員らが管理していたが、当日は施錠されていなかった。平塚署は県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで調べている。

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