伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県

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伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県

 陝西省洛南県の農家、張秀芳(ちょう・しゅうほう)さんが完成させた草編み製品。(2019年12月10日撮影)

 【新華社西安1月16日】コムギの茎やトウモロコシの皮といった農業廃棄物が、中国陝西省洛南県の農家の手で巧みに編まれ、海を越えてデンマーク人に愛される収納バスケットや日本人が好む揺り籠、カザフスタン人のお気に入りのバスケットに姿を変える。

伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県

 陝西省商洛市洛南県で、完成した草編みの物置箱を干す地元の農家。(2019年12月10日撮影)(西安=新華社記者/李亜楠)     同県では農家の人々の多くが子どもの頃から伝統の「草編み」の技術を身に付ける。しかし経済的条件が良くなるにつれて、草編みの日用品は徐々に美しく丈夫な工業製品に取って代わられ、草編み技術に熟練した民間の職人の数も減少していった。

伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県

 陝西省商洛市洛南県の農家、張秀芳(ちょう・しゅうほう)さんが完成させた草編み製品。(2019年12月10日撮影)(西安=新華社記者/李亜楠)

  同県の屈軍霞(くつ・ぐんか)さんは2012年、草編み製品が海外で好まれていると偶然知り、県下の保安鎮に巧手草編合作社を設立した。周辺の村や町の高齢者や肢体不自由な障害者、在宅婦人などに働きかけ、草編み技術を武器として、海外市場のニーズに合わせた製品を開発し、この中国の無形文化遺産の伝統工芸品を遠く海外まで輸出している。

伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県

 陝西省商洛市洛南県で草編みの揺り籠を編む農家の張秀芳(ちょう・しゅうほう)さん(左)。(2019年12月10日撮影)(西安=新華社記者/李亜楠)

 屈さんによると、合作社は現在、周辺の村や町に23カ所の買付拠点を設け、貧困世帯の1500人以上を含む、周辺の農家5千世帯以上が何らかの形で関わるまでに発展した。2019年の収入は1300万元(1元=約16円)余りに達し、うち1千万元が農家の人々に支払われた。(記者/李亜楠、陳昌奇)

伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県

 陝西省商洛市洛南県の巧手草編合作社で展示された草編み製品。(2019年12月10日撮影)(西安=新華社記者/李亜楠)

伝統の「草編み」、輸出で農村に増収もたらす 陝西省洛南県