路面電車、駅広場乗り入れ着工へ 岡山市、20年度予算に関係費

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JR岡山駅東口広場(後方)へ乗り入れる路面電車

 岡山市は16日、JR岡山駅東口広場への路面電車乗り入れについて、2020年度の着工に向けて当初予算要求に関係費5億6200万円を盛り込んだ。軌道を敷くため広場のリニューアルに取り掛かり、事業を本格化させる。

 計画では、軌道を駅前電停から駅方向に約100メートル延伸して新電停を整備し、広場のレイアウトも刷新する。現在は詳細設計や、軌道法に基づく手続きを進めており、工事に入るのは10月以降になるとみられる。

 工事は広場のリニューアルに向けた構造物の撤去から行う。今後の詳細はJRやバス、タクシーなど関係者と協議して詰める。路面電車の運行事業者に対する補助も盛り込まれ、軌道の敷設工事も早ければ20年度中に始まるという。

 市交通政策課は「地元や駅利用者に配慮しながら円滑に工事を進めたい」としている。

 路面電車の乗り入れは、交通結節点となる岡山駅の利便性と中心市街地の回遊性を高めるのが狙い。22年度の完成を目指し、有識者検討会で周辺交通への影響などを議論している。