素早い!「ネズミ」のようにプレーするサッカー選手

令和2年、2020年の干支は子(ねずみ)だ。

そこで今回は、小柄で敏捷性の高い「ネズミ」のようなプレースタイルを持つ選手を紹介したい。

ジェルダン・シャキリ(リヴァプール)

リヴァプール、そしてスイス代表としてプレーしているジェルダン・シャキリ。小柄でありながら非常に筋肉質であり、アジリティも高い。

昨季は超スーパーサブとして、多くの重要な試合で結果を残した。南野拓実ともフレンドリーに接していたナイスガイだが、主にウイングのポジションを争う強力なライバルの一人でもある。

ここのところはケガで満足にプレーできていなかったが、調子が戻れば熾烈な競争が始まることになるだろう。

ルーカス・トレイラ(アーセナル)

ルーカス・トレイラは、小柄ながら素早く激しい守備が魅力のボランチだ。

ウルグアイ出身でセリエAへステップアップし、サンプドリアで若くして絶対的なレギュラーへと成長した。

その後移籍したアーセナルではプレミア初挑戦にも関わらず、加入一年目からポジションを掴むことに成功した。しかし二年目の今季は苦しむチームであまり活躍できていない。

新しい指揮官であるアルテタは、同じく現役時代に中盤の選手であったが、信頼を得ることはできるだろうか。

ジョルディ・アルバ(バルセロナ)

テクニカルな小兵が多いバルセロナ。その一人が超攻撃型サイドバックであるジョルディ・アルバだ。バルサのカンテラでプレーしていたこともあるが、バレンシアに移り、トップチームデビューしたのもバレンシアの選手としてである。

その後ブレイクし、2012年、古巣が再獲得するに至った。そしてスピードを活かした飛び出しと絶妙なコンビネーションでこれまで多くのチャンスを生み出してきた。

今年で31歳を迎えるが、同じ役割をこなせる代わりの選手はいないようだ。

ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)

ヨーロッパで活躍する小兵の中でも一際背が低いのがナポリのロレンツォ・インシーニェだ。

ユース時代にはサイズの小ささからトライアルを落ちたこともあったが、現在では163cmの低さを逆に活かし、敏捷性とテクニックでセリエA屈指のアタッカーへと成長した。

ハムシクが去った後からはキャプテンを引き継ぎ、チームを牽引しているが、前監督であるアンチェロッティがエヴァートンでのプレーを望んでいるという噂もあり、需要の高い選手でもある。

ジェフェルソン・ソテルド(サントス)

ジェフェルソン・ソテルドは、158cmというサイズで俊敏さとスキルを武器にブラジルリーグで活躍しているレフティである。

昨年にはベネズエラ代表として日本代表との親善試合のため来日し、代表戦初ゴールを決めるなど、素晴らしいプレーを見せて快勝に貢献した。

主に南米でキャリアを重ねてきた選手であり、母国でプロデビューした後、チリのリーグで経験を積んだ。昨季から名門サントスでプレーしており、10番を背負ってチームの攻撃を牽引している。

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