離島の高校生、本土入り 18日からセンター試験

スーツケースを手にフェリーを下りる生徒ら=佐世保港

 18日に始まる大学入試センター試験を前に、離島の県立宇久高(長崎県佐世保市宇久町)と県立北松西高(北松小値賀町)の3年生計9人が16日、試験会場がある佐世保市本土に入った。
 県内では2009年から離島の3市1町に試験会場を設置。両校は島内に会場がないため、県立大佐世保校で受験している。
 生徒は午後4時半ごろ、フェリーで佐世保港に到着。参考書などを詰めたスーツケースを手に、宿泊先に向かった。
 宇久高の内野真菜さん(18)は「自分なりに一生懸命勉強した。当日は緊張すると思うけど、落ち着いて臨みたい」、北松西高の門田秀英さん(17)は「苦手科目を克服してきた。会場の雰囲気にのまれず、持っている力を発揮したい」とそれぞれ意気込みを語った。
 県内では9会場で試験を実施する。志願者は5446人(前年比67人減)。

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