天然ガス転換でコスト減 金剛化学

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金剛化学が導入した高効率のボイラー=富山市日俣

 医薬品原薬・中間体製造の金剛化学(富山市日俣、金森俊樹社長)は、原料の反応や乾燥、暖房に用いる蒸気ボイラーの燃料を重油とLPガスから天然ガスに切り替えた。高効率の新型ボイラーを導入。二酸化炭素排出量は2018年度の2割超に当たる860トンの削減、年間約1500万円のコストカットを見込む。投資額は約1億1千万円。

 昨年12月、ボイラーを重油の5台、LPガスの3台から天然ガスの6台に置き換えた。新型ボイラーは運転レベルを4段階に調整でき、従来の3段階に比べて操業状況によりきめ細かな対応が可能で効率性が高い。燃料使用量は原油換算で年間5%以上を削減できる。

 国際石油開発帝石の天然ガスパイプライン、富山ラインに接続された日本海ガス(同市城北町)の導管を通じてガスの供給を受ける。

 金剛化学は、18年の大雪でタンクローリーによる重油の輸送が滞ったことを踏まえ、パイプラインを通じた燃料の安定調達につなげる。重油タンクを撤去した後のスペースについては新たな設備投資での活用を検討する。