終活 -しゅうかつ4- 自分のため、家族のためにはじめておきたい!

このコーナーでは、生前のうちに自分の意思をつづり、病気になったときの治療法や葬儀に関すること、また遺産分与などの希望を事前に家族に知らせることができる「エンディングノート」の内容に関係する、誰にでも役立つ“終活”情報をお届けします。

エンディングノートのススメ

「エンディングノート」は多数の種類が市販されていますが、 どれも共通している項目があります。

今回は『4の「葬儀の仕方や墓、仏壇」について』お届けいたします。

葬儀について

❶「宗教的準備」

・葬儀を依頼する寺院名、宗派、連絡先を確認しておく。

・戒名(法名)に対する本人の希望(院号の有無)を確認しておく。

❷「式典の準備」 人と人との絆を感じる、最期のお別れの儀式

自宅葬はほとんどなくなり、セレモニーホールでの葬儀が一般的に。喪家の負担を軽減する様々なサポートや個々の需要に合わせたサービスも向上し、来場者はもちろん、家族もゆったり故人を偲ぶことができます。
・喪主と葬儀の受付をする人の決定。

・葬儀の形式を決める。最近では故人の好きな音楽を流すなど個性的な葬儀も。

【宗教葬】

仏式、神式、キリスト教式など宗派の式次第に則って行う葬儀。

【家族葬】

家族や親しい人が中心になって行う葬儀ですが、故人の宗派で戒名をつけ、読経を行うのが一般的。

【お別れの会】

家族による葬儀とは別に個人が属していた会や団体が主催する会。

・葬儀の規模、費用の算出。(セレモニー会社での積み立てプランもあり)

・葬儀を連絡する個人や団体のリストを用意する。

・遺影に使う写真を用意する

❸「法律的な準備」死後に必要な手続きの準備

死後は加入していた機関(金融機関、電力会社、陸運局、電話会社等)への解約や名義変更が必要になります。書類を整理し、一カ所にまとめて保管しておく。

<メモ>

親族と交流が少ない、また身内がいない場合は、事前にセレモニー会社に相談する方が良いでしょう。

遺骨の安置先について

一般的な墓地

【公営墓地】

民営より使用料や管理費用が安いため、募集があれば高倍率になることも。

【民営墓地】

宗派の制約が少なく、法要などのための施設や駐車場が用意されている。

【寺院墓地】

お寺の境内のほか、郊外に公園墓地のような雰囲気の墓地も増えている。

納骨までの順序

①墓地を見学して、墓地の使用権の契約を行う
②墓石の選択と墓石に彫る文字を決定する
③納骨式の日取りを決め、寺院に依頼する。

<メモ>

最近、増えている形式とは…
【納骨堂に納める】

収蔵期間は、お墓ができるまでや、永代にわたる場合など施設や契約によって異なる。

【永代供養に納める】

お墓の継承者がいない場合、寺院 などの墓地管理者が遺骨を永代にわたり管理、供養する方式で、合同での法要が行われる。

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■情報誌「自悠時間」掲載2013年12月

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