長崎県と佐世保市がハウステンボスへの誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、市民団体「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」(朝長万左男氏ら共同代表)は16日、長崎市中心部の鉄橋で誘致中止を訴えた。
IR誘致を巡っては、収賄容疑で現職の国会議員が逮捕される汚職事件が摘発され、国会では野党が事件を追及する構え。こうした動きの中で同ネットワークも改めて誘致反対を訴えようと企画した。約15人の会員がギャンブル依存症や治安の悪化といった弊害が懸念されるカジノ誘致を中止すべきと訴え、通行する人たちに署名への協力を求めた。新木幸次事務局長は「事件の真相が究明されるまで、県は誘致に向けた手続きを中止するべきだと訴えていきたい」と話した。
IR誘致中止訴え 長崎で市民団体
- Published
- 2020/01/17 11:00 (JST)
- Updated
- 2020/08/04 16:49 (JST)
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