イオン島原店5月末終了 2022年春リニューアル目指す

 イオン九州(福岡市)などは16日、島原市中心部にあるイオン島原店(弁天町1丁目)の営業を5月31日に終了すると発表した。同店と島鉄バスターミナルの再開発による店舗建て替えを計画する同社は、2022年春のリニューアルオープンに向け関係各所と協議する方針。
 同社などによると、島原鉄道(島原市)が土地、建物を所有する同店(鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約9155平方メートル)は1973年7月、旧ユニード島原店として開店。2015年9月からイオン九州が経営を引き継いだ。
 島鉄は今後、同店(敷地面積約1万1630平方メートル)と市道(長さ約100メートル、幅約8.5メートル)を挟んで立つ島鉄バスターミナル(敷地面積約5433平方メートル)を解体する予定。担当者は「同店敷地と合わせ一体開発、活用を目指し協議を進めていきたい」と話す。
 島鉄によると、市道の付け替えなど課題が残る再開発を巡っては、建物の老朽化や商業環境の変化などから、イオン九州が店舗の拡張建て替えを計画。現在の不動産賃貸契約は20年7月に終了するが、新たな契約を結ぶ予定。

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