「大谷は今季どのくらい投げる?」 番記者がファンの質問に回答

日本時間1月17日、MLB公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボーリンガーはファンから寄せられた質問に回答する記事を公開。そのなかで「大谷翔平は今季どのくらいのイニングを投げるだろうか」という質問をトップで扱い、自身の見解を示した。

ボーリンガーによると、大谷の投手としてのトミー・ジョン手術からのリハビリは、9月に受けた左膝の手術の影響により当初の予定より遅れたものの、12月中旬に無事終了。エンゼルスは大谷の今季の仕事量をまだハッキリと決めていないものの、決定の日は近付いている、としている。

大谷はメジャー1年目のように、週に1度のペースで登板することが予想されているが、開幕ローテーションに加わることができるかどうかは現時点では不透明である。トミー・ジョン手術からの復帰初年度ということもあり、エンゼルスが大谷の投手としての仕事量に多少の制限をかける可能性もあるという。左膝の手術によりリハビリ完了が遅れたため、エンゼルスは大谷の右肘の状態に関する最終的な報告をまだ医者から受けておらず、それが今季の起用法がハッキリしない理由の1つとなっているようだ。

ビリー・エプラーGMは、医者とのさらなる話し合いを経て、1月後半までにはより多くの情報が得られる見込みであることを明らかにしており、早ければ来週にも大谷について最新の情報が公開される可能性がある。それによって、今季の大谷の起用法が見えてくるかもしれない。

今季のエンゼルスは、アンドリュー・ヒーニーとグリフィン・キャニングに新加入のフリオ・テーランとディラン・バンディを加えた4人の先発ローテーション入りはほぼ確定。週に1度のペースで登板する大谷は先発6番手と位置付けられ、先発5番手の座をパトリック・サンドバル、マット・アンドリース、ホゼ・スアレス、ハイメ・バリア、ディロン・ピータースらが争うことになる。また、昨季23セーブのハンセル・ロブレスが今季も引き続きクローザーを務める予定となっている。

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