アストロズがスプリンガーとの調停回避 今季年俸2100万ドル

日本時間1月17日、アストロズはジョージ・スプリンガーとの年俸調停を回避し、2020年シーズンの契約を結んだことを発表した。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、スプリンガーの今季の年俸は2100万ドルで、さらに受賞アウォードに応じたボーナスが盛り込まれているようだ。

調停回避での契約合意に達する前、アストロズは年俸1750万ドルを提示し、スプリンガーは年俸2250万ドルを希望していた。500万ドルのギャップは、年俸調停の権利を持ち、なおかつ今季の契約がまだ成立していない選手のなかで最大となっていたが、中間点となる2000万ドルに100万ドルを上乗せした2100万ドルで合意し、調停回避に至った。

昨季のスプリンガーは、左ハムストリングを痛めた影響で122試合にしか出場できなかったものの、いずれも自己ベストとなる打率.292、39本塁打、OPS.974をマーク。データサイト「Baseball Reference」が算出するWARでも自己ベストの6.2を記録した。3年連続でオールスター・ゲームに選出され、2017年以来2年ぶりとなるシルバースラッガー賞も受賞。MVP投票で得票したのも2017年以来2年ぶり2度目だった(2017年13位、2019年7位)。

なお、MLB公式サイトのサラ・ラングスによると、年俸2100万ドルは年俸調停期間の選手としては史上5番目の金額であるという。トップ10は以下の通り。

1位 ムーキー・ベッツ:2700万ドル(2020年)
2位 ノーラン・アレナード:2600万ドル(2019年)
3位 ジョシュ・ドナルドソン:2300万ドル(2018年)
4位 ブライス・ハーパー:2162万5000ドル(2018年)
5位 ジョージ・スプリンガー:2100万ドル(2020年)
6位 ムーキー・ベッツ:2000万ドル(2019年)
7位 デービッド・プライス:1975万ドル(2015年)
8位 アンソニー・レンドン:1880万ドル(2019年)
9位 クリス・ブライアント:1860万ドル(2020年)
10位 フランシスコ・リンドーア:1750万ドル(2020年)
10位 トレバー・バウアー:1750万ドル(2020年)

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